漫画『ドラゴンボール超』休載から1年経ちました。
最新刊である24巻の内容や、25巻以降は刊行されるのかについても触れていきたいと思います。
ネタバレもありますので、未読の方はご注意を。
ドラゴンボール超 24巻の内容(ネタバレあり)
24巻に収録されているのは101~104話までです。
101~103話までの内容は「セルマックス」との闘いの後日談。
104話はその前日譚が描かれることに。
映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」で描かれなかった前後の物語が補完される内容となっています。
見所は何といっても102話「孫悟空VS孫悟飯」です。
ビーストとなった悟飯と身勝手の極意を体得した父・悟空の試合を読むことができます!
(ちなみにビーストという名前はピッコロ命名との事。)
ビルスの星で修業中の悟空とベジータは、「スーパーヒーロー」ではほとんど活躍しませんでした。
打倒「ブラックフリーザ」に燃え、脇目もふらず修行中だったのです。
しかし、ここに来て覚醒した悟飯の実力を見極めるという熱い展開に!!
本編では悟空と悟飯の戦いが描かれたことはありませんでしたが、ここに来て本気同士の2人が見れたのは本当に嬉しい!
しかも、悟空の身勝手の極意を上回る場面があるなど、独自の進化を遂げた悟飯の姿には感動を覚えます。
気になる試合の結果としては、やはり悟空らしいオチとなっていました。
孫のパンを忘れてしまう悟空
103話のラストにて、悟空達は久しぶりに地球へと帰還する事に。
ピッコロはと言うと、1人で修業しつつも彼には主な任務がありました。
それは幼稚園に通う「パン」のお迎えです。
しかし、パンという名前を出された時、悟空は「パン?」と疑問を浮かべ、孫の存在をうっかり忘れてしまうという衝撃のシーンが!
これにはベジータや悟天も驚きの表情を浮かべる程です。
流石のピッコロも怒り心頭であり、罰として一緒にお迎えに行くという展開になります。
しかし、悟空とパンの関係はすぐに良好である事も上手く描かれているため、この辺のバランスのとり方はさすがという所。
オレンジピッコロと悟空とのバトルは描かれませんでしたが、今後描かれる事に期待したいです。
前日譚について
104話はスーパーヒーロ編の前日譚となっています。
トランクスと悟天が「サイヤマンX」として活躍するに至るまでの詳細が描かれています。
悟天はいいとして、クールなはずのトランクスがなぜ「スーパーヒーロー」への憧れを持ったのか、キャラクターの深堀りがされることとなりました。
ただし、あとがきの中で鳥山先生は「この話は使わなくても構わない」というお話があったそうです。
もし描かれなかったとしても、しっかりと設定は練り込まれている事に、クリエイターの本質が垣間見れる気がしました。
個人的には懐かしのキャラクター「武泰斗様」の銅像が描かれるというファンサービスがあって嬉しい所。
そして、このお話が描かれたことによって「スーパーヒーロー」編の堂々の完結となりました。
ドラゴンボール超は連載終了なのか!?
残念ながら24巻に描かれた103話以降、鳥山先生がご逝去されてしまい、同時にドラゴンボール超は休載となってしまいました。
実は103話の最終ページ
— とよたろう (@TOYOTARO_Vjump) March 28, 2024
僕が描いたネームだと全員そのまま背を向けて飛び去っていました
「ピッコロが幼稚園の先生に向けるようにさようならの挨拶をする風に」
というのが先生の最後の修正でした
(※勝手にネーム載せられないのでイメージで描き直してます)
僕は入稿後に訃報に触れました。
↓ pic.twitter.com/YQX6kOJMqQ
続報がないまま1年が経ち、翌年に単行本24巻が発売される事に。
しかし、完全に連載終了したわけではないらしく、公式サイトを見ると、とよたろう先生の文面が掲載されていました。
背表紙は何巻か先まで見越してキャラを描いてしまっているので、24巻が最強キャラづくしの表紙になることは想定してなくて、弱めのキャラが背表紙になってしまったという…。ちなみに当然このあともすでに描いているので、早く皆さんにお披露目できるように頑張ります。
https://dragon-ball-official.com/news/01_3370.html
背表紙について言及されていますが、「その後」もすでに描かれているという発言が!
もちろん公式的なアナウンスはないため、物語として続くのは分かりませんが、続報を待つのみです!
ドラゴンボールの続きが読めたという奇跡に感謝
子供の頃から大好きだったDB。
大人になって忘れかけていた時、続編となる映画「神と神」や「超」のアニメの放送。
「あの頃見たかったDBの続きが見られる!」という事への嬉しさを覚え、漫画「ドラゴンボール超」も追うようになっていました。
悟飯の魔観光殺法が見られるという感動を味わえたのも、続編があってこそです。
それに完全新作となるアニメ「DAIMA」と言い、今後もDBの伝説は続いていくという期待がずっとありました。
それなのに、突然の訃報。1年経った今でもやはり悲しいです。
ドラゴンボールは1つの文化であると思っているので、続編がないにしろずっと大切したいと思っています。
というわけで今回は以上です。