ハンター×ハンターで出てくる架空の遊戯「軍儀」。
これが本当に「商品化」されることになりました。
販売予約が開始された2022年の2月ごろからで、当時は話題を呼びました。
そして、実際に配送されたのが「2022年10月12日頃」との事。
それから半年たった今になって、「結局、面白かったのか?」という反応が気になったので、調べてみることにしました。
(※ちなみに僕は買っていない野次馬です。)
Contents
軍儀の発売前に見つかった必勝法
この軍儀ですが、なんと発売前から「必勝法」が見つかったという事も、話題になりました。
そのせいで早々に「欠陥ゲーム」扱いされ、ボロクソに叩かれてしまう事に…。
その発端となったツイートがコチラ↓
今度発売されるというHUNTER × HUNTERの軍儀のボードゲーム、公開されているルールを検討したところ、おそらく9手で先手必勝ですね…。
☗9-9-1帥(済)☖5-3-1帥(配置完了)/ ☗5-5-1大新☖5-4-1大新☗5-4-2大☖4-2-1帥☗4-3-1中新☖4-1-1帥☗5-2-1槍新☖3-1-1帥☗3-3-1槍新 まで9手 pic.twitter.com/JLUH4LvJnC
— Yu Yamaguchi / 山口 祐 (@ymg_aq) February 15, 2022
さすがに「9手で詰み」は言い過ぎだったようで、のちに訂正されています。
それでも「40手以内には詰める」というご指摘でした。
その原因は先手が有利になるというルールがあったからです。
先手有利の理由についてはコチラ↓
軍儀は独自ルールとして、駒の初期配置を自由に決められる。帥から1駒ずつ交互に、自陣3行目までの範囲で自由に配置可能。先手が駒の配置を完了の宣言「済み」をした場合、後手はその後1駒配置し終了。後手の“済み”は、その時点で両者配置完了になる。
山口さんはこの「先手が好きなタイミングで配置終了できるというルールが有利」と指摘する。
参照:https://onl.sc/tLiubFY
例えば、チェスや将棋では「駒の初期位置」は決まっています。
しかし、「軍儀」では自由に駒を配置できるというルールがあります。
先手が駒を置く⇒後手が駒を置く、を繰り返していく形です。
ところが、初期配置が終了するタイミングが、なんと「先手側がストップをかけた時」というものでした。
(後手はそれに従い、最後の1駒を置いて、デュエルスタートという形です。)
つまり、先手は自由に配置を組むことが出来ますが、後手にはその自由が大きく制限されるという事です。
先手の権限が強すぎるため、それなら確かに「先手必勝のゲーム」と言われても仕方がありません。
【朗報】先手必勝ではなくなった
…しかし、これはあくまで「発売前」の情報でした。
それが実際に発売されてみると、そのルールは異なっていたのです。
欠点であった先手有利というルールは、実はしっかりと改善されていたのでした。
実際に買われた方のレビューはコチラ↓
とりあえず最初期に言われていた「先手必勝」の方法はルールできちんと潰されてるようだ
先手が配置「済み」を宣言したら
❌後手は一手だけ置ける
⭕️後手は好きなだけ置いてよいこれで必勝法と言われていた「俺先手!師置いて済み!はい俺の勝ち〜!」という行動は無意味になった#軍儀 pic.twitter.com/N3w4ohhlK6
— よっしー (@twi_yossy) December 25, 2022
つまり、初期配置は「どちらも対等に行える」事になったので、これで先手のアドバンテージは大きく削がれました。
これで、「先手必勝で40手以内で詰み」はなくなり、ただの風評被害であった事になります。
もちろん、こうした指摘がなかったら、ルール改善もなかったかもしれませんが。
軍儀 実際の対戦動画
また、ルールも、初級編や上級編等に分かれているようです。
初級編だと、初期配置は決まっているので、遊びやすくなっているようです。
実際の対戦の模様↓
見てみる限り、ちゃんとしたゲームになっているようです。
ハンター×ハンターファン同士で対決すれば、相当盛り上がるかもしれません。
また、かなりやり込んでいそうな上級者の対戦動画も見つかりました。
マジで何をやっているか分かりません。
これって、まさにハンター×ハンターの読者から見た、軍儀の姿じゃないですか!!
今さらになって、興味が湧いてきました。
やっぱり、このゲームって買いだったんですかね…?
変な風評被害に惑わされていると、本質を見失っちゃいますね。反省。
軍儀の再販はあるのか?
さて、この軍儀ですが、「欲しい」と思ったころにはもう手遅れなんですよね…。
なぜなら「受注販売」という事もあり、その時に申し込まなければ、手に入らないからです。
公式サイトを見る限りは、2022年時点で、とっくに受注受付は終了しているようです。
となると、「3次受注」を待つだけかもしれませんが、下記の文面を見る限りは、希望は薄いかと。
「HUNTER×HUNTER 軍儀 / 軍儀 ハイエンド版」の商品交換、ルール等のお問い合わせへの対応は、「2023/2/10(金)」をもって終了いたします。以降のお問い合わせはお受けいたしかねます。何卒ご了承ください。
参照:https://store.universal-music.co.jp/product/d2zp38/
しかし、風評被害が覆って「面白い神ゲー」という評価になれば、普通に販売される可能性もあるのでしょうかね。
Amazonやメルカリでの転売
ただ、全く手に入らないというわけでもないようです。
案の定、転売なんかもされていました。
が、「通常版・ハイエンド版」ともに定価の2~3倍程度するようです。
ちなみに定価は通常版が4840円[税込]。
ハイエンド版が48400円[税込]。
転売ヤーの利益にしかなりませんが、買うか買わないかは個々人の判断という所でしょう。
軍儀を調べて分かった事 まとめ
軍儀について調べてみると、発売前情報である「先手必勝」のインパクトが強かったみたいです。
そのため、実際に発売された後の情報は、あまり出回ってない様子。
ちゃんとした評価がなされるのは、もうちょっと先になるかもしれませんね。
個人的には、動画を拝見する限りは、相当なゲーム性があるように感じました。
ただ、かなり複雑そうなので、将棋とかが苦手な人は向かないかもしれません。
とはいえ、販売個数の限られたレア商品でもあります。
なので、遊ばなくてもファンならば「コレクターアイテム」として持っておくのもアリだったかもしれませんね。
というところで、今回はそれそろ終わりたいと思います。