「軍儀」に必勝法はなくなった? 発売半年後の評価を調べてみた

軍儀

ハンター×ハンターで出てくる架空の遊戯「軍儀」。

これが本当に「商品化」されることになりました。

販売予約が開始された2022年の2月ごろからで、当時は話題を呼びました。

 

そして、実際に配送されたのが「2022年10月12日頃」との事。

それから半年たった今になって、「結局、面白かったのか?」という反応が気になったので、調べてみることにしました。

(※ちなみに僕は買っていない野次馬です。)

 

軍儀の発売前に見つかった必勝法

この軍儀ですが、なんと発売前から「必勝法」が見つかったという事も、話題になりました。

そのせいで早々に「欠陥ゲーム」扱いされ、ボロクソに叩かれてしまう事に…。

その発端となったツイートがコチラ↓

さすがに「9手で詰み」は言い過ぎだったようで、のちに訂正されています。

それでも「40手以内には詰める」というご指摘でした。

その原因は先手が有利になるというルールがあったからです。

先手有利の理由についてはコチラ↓

軍儀は独自ルールとして、駒の初期配置を自由に決められる。帥から1駒ずつ交互に、自陣3行目までの範囲で自由に配置可能。先手が駒の配置を完了の宣言「済み」をした場合、後手はその後1駒配置し終了。後手の“済み”は、その時点で両者配置完了になる。

山口さんはこの「先手が好きなタイミングで配置終了できるというルールが有利」と指摘する。

参照:https://onl.sc/tLiubFY

例えば、チェスや将棋では「駒の初期位置」は決まっています。

しかし、「軍儀」では自由に駒を配置できるというルールがあります。

先手が駒を置く⇒後手が駒を置く、を繰り返していく形です。

 

ところが、初期配置が終了するタイミングが、なんと「先手側がストップをかけた時」というものでした。

(後手はそれに従い、最後の1駒を置いて、デュエルスタートという形です。)

つまり、先手は自由に配置を組むことが出来ますが、後手にはその自由が大きく制限されるという事です。

先手の権限が強すぎるため、それなら確かに「先手必勝のゲーム」と言われても仕方がありません。

 

【朗報】先手必勝ではなくなった

…しかし、これはあくまで「発売前」の情報でした。

それが実際に発売されてみると、そのルールは異なっていたのです。

 

欠点であった先手有利というルールは、実はしっかりと改善されていたのでした。

 

実際に買われた方のレビューはコチラ↓

つまり、初期配置は「どちらも対等に行える」事になったので、これで先手のアドバンテージは大きく削がれました。

これで、「先手必勝で40手以内で詰み」はなくなり、ただの風評被害であった事になります。

もちろん、こうした指摘がなかったら、ルール改善もなかったかもしれませんが。

 

軍儀 実際の対戦動画

また、ルールも、初級編や上級編等に分かれているようです。

初級編だと、初期配置は決まっているので、遊びやすくなっているようです。

実際の対戦の模様↓

見てみる限り、ちゃんとしたゲームになっているようです。

ハンター×ハンターファン同士で対決すれば、相当盛り上がるかもしれません。

 

また、かなりやり込んでいそうな上級者の対戦動画も見つかりました。

マジで何をやっているか分かりません。

これって、まさにハンター×ハンターの読者から見た、軍儀の姿じゃないですか!!

 

今さらになって、興味が湧いてきました。

やっぱり、このゲームって買いだったんですかね…?

変な風評被害に惑わされていると、本質を見失っちゃいますね。反省。

 

軍儀の再販はあるのか?

さて、この軍儀ですが、「欲しい」と思ったころにはもう手遅れなんですよね…。

なぜなら「受注販売」という事もあり、その時に申し込まなければ、手に入らないからです。

 

公式サイトを見る限りは、2022年時点で、とっくに受注受付は終了しているようです。

となると、「3次受注」を待つだけかもしれませんが、下記の文面を見る限りは、希望は薄いかと。

「HUNTER×HUNTER 軍儀 / 軍儀 ハイエンド版」の商品交換、ルール等のお問い合わせへの対応は、「2023/2/10(金)」をもって終了いたします。以降のお問い合わせはお受けいたしかねます。何卒ご了承ください。

参照:https://store.universal-music.co.jp/product/d2zp38/

 

しかし、風評被害が覆って「面白い神ゲー」という評価になれば、普通に販売される可能性もあるのでしょうかね。

 

Amazonやメルカリでの転売

ただ、全く手に入らないというわけでもないようです。

案の定、転売なんかもされていました。

が、「通常版・ハイエンド版」ともに定価の2~3倍程度するようです。

ちなみに定価は通常版が4840円[税込]。

ハイエンド版が48400円[税込]。

 

転売ヤーの利益にしかなりませんが、買うか買わないかは個々人の判断という所でしょう。

 

軍儀を調べて分かった事 まとめ

軍儀について調べてみると、発売前情報である「先手必勝」のインパクトが強かったみたいです。

そのため、実際に発売された後の情報は、あまり出回ってない様子。

ちゃんとした評価がなされるのは、もうちょっと先になるかもしれませんね。

 

個人的には、動画を拝見する限りは、相当なゲーム性があるように感じました。

ただ、かなり複雑そうなので、将棋とかが苦手な人は向かないかもしれません。

とはいえ、販売個数の限られたレア商品でもあります。

なので、遊ばなくてもファンならば「コレクターアイテム」として持っておくのもアリだったかもしれませんね。

 

というところで、今回はそれそろ終わりたいと思います。