仕事をやめてブロガーになって4年経過したという話

ブロガー

僕は20代前半で仕事をやめ、それから4年にわたってブログを書いて、現在ではその広告での収入をメインにして暮らしています。

 

そんな風に紹介すると、悠々自適に暮らしているように誤解される事もありますが、実際は全然違います

今の生活は、かつて僕の思い描いていた生活とはいえず、理想と現実の問題は尽きないのです。

 

そこで今回は、これまでの4年を振り返って「ブロガーとして直面した現実」についてのお話をしていきたいと思います。

 

ブログを始めた経緯

まず、僕がブログを始めた経緯をまとめると、以下の通りです。

 

1.最初に勤めた会社がそこそこブラックなベンチャー企業であり、僕が入社して2年足らずで廃業。

2.無職の間、株やネットビジネスに興味を持ち、勉強を始める。

3.とりあえず再就職。

4.しかし、自分でビジネスを始めてみたくて数カ月で会社を辞める。

5.ブログを立ち上げはじめ、現在で4年目となる。

 

・・・という、まぁどこにでもありそうな感じです。

ちなみに直近2年のブログのみの収益は20~30万円ほどで、妻とも共働きのため、いちおう生活はなりたっています。

 

ブロガーにおけるリスク

1年目を振り返ると、僕は会社を辞めて、自由な生活を謳歌するつもり満々でした。

ところが、別にブロガーになったからと言って、仕事が楽になったとか、そんなことは全くありませんでした。

 

基本的に自宅にはいますが、仕事の重圧からは逃れられないといったところでしょうか。

 

というのも、ブログは安定した収益を得られるとは限らず、アクセスの低減やら、広告の停止のリスクなど、脅威となる要素が満載だからです。

 

もちろん、トレンドに乗れば爆発的な利益にはなりますが、「利益を継続しにくい」というのがブログの致命的な弱点なのです。

 

ですので、日々新しいネタやらビジネスを常に考えていないと、そのリスクに対処できなくなるのです。

もし怠けてばかりいれば当然収益は減退し、生活は成り立たなくなります。

 

つまり、「ブロガーは自由などではなく、普通に忙しいしプレッシャーだらけ」なのです。

 

僕はブログを始める前は「自由にカフェとかでパソコン片手にどこでも仕事♪」みたいに楽でゆる~いイメージがありました。

 

しかし、現実はそんなことはなく、毎日記事を書いたり、新しいネタを考えたりしないと、いつ終わってもおかしくはない状態にある、事を身をもって知りました。

 

たまに「ブログは資産!」「ある程度記事を入れれば自動で稼げる!」みたいなことを言う人がいますが、それは嘘であり、「自転車操業」と言っても過言ではないのです。

 

ブロガーの「自由」というイメージは嘘

ところが、ネット上では僕の認識とは真逆の「キラキラしたブロガー像」が定着していたりします。

例えば、SNSでは「仕事をやめて自由になった♪」とか「月収○○万円達成♪」みたいな、さも夢のある事をつぶやくブロガーたちが我が物顔で歩いているでしょう。

 

もちろん、ブログは確かに稼げるときは稼げます。

しかし、それはあくまで「一過性のもの」であり、「継続」という面では、上記のリスクはずっと付きまとうのです。

ではなぜ、現実はあまり語られることはなく、こうした「キラキラ像」が定着しているのでしょうか?

 

その理由は、いわゆる「ファンビジネス」の一環だからです。

ファンビジネスとは、「自分自身をタレント化し、ファンを作ってお金を稼ぐ仕組み」の事です。

 

例えば、有名ブロガーは書籍やらオンラインサロンやら情報商材やらを売り歩いていることがあります。

そういう有名ブロガーにとっては、自分自身こそが売り物であり、その知名度を利用した何らかのビジネスを展開しているのです。

そうすれば、ブログで稼げなくなっても、ファンという名の信者が勝手についてきてくれるので、お金をどんどん落としてくれる、という構図が作られるのです。

 

SNS等でも、「稼ぐ仕組み教えます!」みたいな人が後を絶たないのも、そうした「自身のブランド化」によって、高額で怪しい情報を売っている事が多かったりするのです。

そのため「キラキラした有名ブロガー」たちは1人でも多くのファンを作るために「ブログを一緒に始めましょう♪」みたいなフレーズで、今日も金づるを増やしていくことでしょう。

そのせいで、ブロガーにおける残酷な現実は表に出ることはなく、「キラキラした情報」しか出回らないのが現状なのです。

 

もちろん、そういったビジネス展開は有効ですし、ブログで稼げなくなったときの保険にはなるでしょう。

しかし、僕としてはそれはただの「情弱ビジネス」をしているようで、あまり愉快な気持ちはしません。

なぜなら、彼らの最も大きな問題点は、「最初は良いことしか言わない」けれど、「購入後に実現が厳しいことを言う」というパターンが決まっているからです。

 

例えば、

情報を買う前「素人でも簡単に稼げますよ♪」

情報を買った後「とりあえず100記事、書きましょう(真顔)」

 

どこが簡単だよって感じであり、普通にこういう手のひら返しがまかり通っているのです。

 

しかも、これならまだマシな方で、もっと酷いときはさらなる課金を要求されることまであるそうです。

 

なので、僕はこうしてその現実が少しでも伝われば、という気持ちもあり、こうして執筆している次第なのです。

 

ただ、僕もまんまとその甘言に惑わされてしまったのが、ブロガーになったきっかけでもあったのは事実ですが…。(情弱)

 

ブログ開設した当初の話

とはいえ僕の場合は、運が良かった事もあり、ブログ今まで続けられているところではあります。

ブログを始める際、ちょうど地元にてブログを教えてくれる人に出会い、その基礎を教えてもらう事となったのです。

 

そして、その代価として、僕は100万円近くの授業料を支払い、死に物狂いで記事を書きまくっていました。

その人の場合も、めちゃくちゃ怪しかったですが、「その当時の稼げる商品」を教わったので、素人でも頑張れば売り上げにはなりました。

 

その結果、3カ月目で月40万の利益を出すことが出来、僕はブロガーの駆け出しとなったのです。

しかも、その数か月後に80万円という利益もたたき出すことに成功、という夢みたいな出来事も起こりました。

 

・・・ただし、年でみればトータル300万円ほどの利益でしかなかったので、やはり正社員とあまり変わらない生活ではありました。

また、その次の年はとても悲惨で、広告の停止アクセスの低下により、売り上げも激減

 

やがてはほぼゼロ円までに落ち込んだ時期もあり、ブログ一本で食っていくことは並大抵のことではないと悟ったのです。

こうして僕は、ブロガーの現実を思い知ったというわけです。

 

ちなみに、「収益ゼロ」の危険性については、ガチのプロブロガーの方も言及されています。

月100万円以上稼ぐ有名ブロガー3名に「ブログで成功するコツ」を聞いてきたという記事から下記の部分を引用します。

商標ワードで1位を取っていたページが圏外に飛ばされて売上が激減することもあるし、なんならアフィリエイトプログラムそのものが終了してゼロになることだってありえます。
 
あれ怖いですよねー。「明日で終了です」とかメール来ると「え、明日?! マジで?!」って震える。どうしようもないし。

やはりプロでも同様のリスクに直面することがあるんですねぇ…。

 

情弱ビジネスへの葛藤

さて、「売り上げが本当にゼロになる」という危機に直面した中で、僕は思いました。

「ブロガーが生き残るには、自分も情弱ビジネスを始めるしかないんだ」と。

 

とはいえ、僕は情弱ビジネスを始める気はありませんでした。

僕の実家は商売屋という事もあり、「三方よし」の精神は大事だと思っていたからです。

 

情弱ビジネスは、「稼いだもん勝ち」であり「騙されたほうが悪い」という事を平気で言うやり方です。

僕は、そのやり口は単純に気に入らないので、純粋に「ブログのみ」で勝負したいと考えました。

 

とはいえ、格好をつけたものの、26歳収益ゼロのニート生活を1年過ごすという、とんでもない生活を送る事にはなりましたが…。

 

しかし、彼女との結婚を目指して一念発起。

実家で真面目に働くとともに、アフィリエイトのアイディアは常に考えていました。

 

現在としては、ブログにおいて、たまたま思いついた方法が当たり、今はそれを何とか継続出来ているところです。

 

ただ、それでもやはりリスクや不安と戦い続けることであり、当初思い描いていた「自由」とは程遠いものであります。

 

そんな生活を4年続け、今後もどうなるか分からない道を歩むしかない、というのが現状なのです。

もうすぐ30歳も間近ですし、もう後には引けないところまで来てしまいました…。

 

自由を求める意味

そんな僕が最近思うのが、「自由」ってなんだろう、という事です。

ブログを始める前は、毎日朝早く起きるのが辛く、会社自体もあまり好きではありませんでした。

「若いうちだから苦労してもいいかな」と思って、必死に会社勤めをしていましたが、その苦労の結果が廃業でした。

 

次の職場でも「この会社は大丈夫なのだろうか?」「僕は一生ここで働いて終わるのだろうか?」と考えると、なんだか会社員であること自体が嫌になってしまいました。

 

そんな時、僕はふと、「今の会社に不満があるなら、自分で何かやってから文句を言ってやろう」と考えるようになったのです。

それに「もしダメだったら、また会社員に戻ればいいだけの話」だとも考えていました。

 

そんな割と軽い気持ちで会社を辞め、いろいろ模索しながらもブログにチャレンジしたのでした。

会社を辞めた後は、不安もありながらも、かつてない「自由」と「解放感」を味わいました。

さらに、ブログも変に上手くいってしまい、稼ぎ始めた当初はすっかり舞い上がって「自由って最高!」とバカみたいに盛り上がっていました。

 

けれど、後々になって、それが自由ではなかったことを、痛いほど思い知りました。

現在においては「ブログをやめるにやめられない状況」にあるばかりで、自由ではいられなくなったのです。

 

今は妻もいますし、子供も生まれました。

家業も父の病気で安定しなくなったため、「一生ブログで食って行かないといけない」という覚悟を決めつつあります。

 

つまり、「自由」を夢見たはずが、気づけば僕は「ブログ」や「生活」に縛られていたのです。

 

結局、自由とは「選択肢がたくさんある状態」のことを言い、それは一時的なものでしかなかったのです。

選択肢がたくさんあるということは、素敵な可能性の世界に浸ることは出来ます。

「あれもやって、これもやって…」などという妄想は楽しいものです。

 

しかし、それはやはり妄想でしかなく、行動に移さなければ、全く意味を成しません。

そして、無数の選択肢の中から、1つのことを選んだ時点で、やっと「実現」に近づきます。

 

ところが、何かを選択するという事は同時に「自由を放棄」することとにもなり、結局は「束縛」となってしまうのです。

 

そう考えると、「会社を辞めて自由になった!」という当初の僕の考えは、正しい表現のようで、実は間違った表現でもあったのです。

 

確かに、自分の可能性を試すという意味では、退職することも1つの答えでしたが、「永遠に自由」になる事はありえなかったのです。

 

ただ、これは僕に限った話ではなく、働いている以上誰もが不自由というのが世の中の常なのかもしれません。

テレビのタレントとかYoutuberとかプロゲーマーとかを見て、「自由でいいな~」みたいな憧れを抱きそうにはなりますが、どう考えても非常に大変な仕事であることには変わりないですからね。

 

ブロガー歴4年を振り返ってみて

というわけで、以上が、僕がブロガー歴4年を振り返って感じた事です。

こんな風に書くと、全然楽しそうに見えないと思いますが、まぁそれなりに充実した生活ではあります。

 

なんだかんだ「文章を書く仕事」というのは、僕の性分にあっていると思います。

実際、僕と同時期にブログを始めた仲間も20名くらいいましたが、結局ほとんど辞めたり音信不通になったりしたので、「向いているかどうか」が一番重要なのかもしれません。

 

もしも僕が早起きが得意で、会社勤めやコミュニケーションが好きな人間だったら、立派な社会適合者となっていたのでしょう。

しかし、僕は学校すら行くのが辛かったので、「ザ・社会人」みたいな生き方は肌に合わなかったのです。

 

もし、そんな自分には向かない仕事を無理やり続けたとしても、今の生活は手に入らなかったと思います。

ですので、ブロガーという生活に不安や不満はあれど、それなりに満足している(と、自分に言い聞かせている)次第です。

それに会社員を続けていたとしても、そこでもまた別の不安や不満が生まれるだけであり、結局同じ考え方をしている以上、僕自身の根本的なことは何も変わらないと思います。

 

というわけで、以上がブロガー歴4年を振り返って感じた事でした。

「これからブログを始めてみたいけど、実際どうなの?」という方への1つの参考となれば幸いです。(ならないかもしれませんが。)

 

というわけで、今回はここでおしまいとなります。

また別の記事でお会い出来たらうれしいです。