アフィリエイターは怪しい職業なのかを考える

アフィリエイターは怪しい。

そういわれ続けて数十年経つこの世界。

その通り、怪しい職業であるという事を、現役アフィリエイターの僕が書いていきたいと思います。

(ちなみに私のアフィリ歴は2017年~現在です。)

 

アフィリエイターが怪しい理由

アフィリエイターは利用規約や法律違反にならなければ、ほぼ何でもありというネットの世界で稼いでいます。

そんな世界においては、そもそも「まっとうな売り方」というのが明確にできません。

例えば、顔出しもしなければ、本名すら明かさずにビジネスが成立してしまいます。

サイト内に何らかの広告を貼り、それがクリックされたり商品の成約に至れば、報酬が得られるのです。

どのサイトを見てもほぼ広告が張ってあるので、それらはすべてアフィリエイト目的と言ってもいいでしょう。(もちろん当サイトも。)

 

それに、間違った情報を書いても特にお咎めが無かったり、自分が使ったり買ったことのない商品だって紹介したい放題。

過度な表現は景表法違反になる場合もありますが、嘘でなければ大抵はOKだったりします。

 

さらに、単価数十円程度の外注で、口コミを多数集めることも簡単なのです。

 

それに対して「怪しくありません!」という方が擁護できない気がします。

 

怪しいからダメなのか?

だからといって「怪しいからネットは見ない」となる人はいないと思います。

怪しさがひしめく中にも、有益なサイトも数多く存在しているからです。

たとえそれがアフィリ目的だったとしても、自分にとって知りたい情報が分かれば、怪しかろうが関係ないですからね。

 

そもそもアフィリエイター側としても、別に騙す事が目的ではなく、あくまで「買ってもらうための商品の情報」を紹介する事が本質です。

その情報が有益だと思われれば買ってくれるでしょうし、そうでなければ買われない、それだけの話なのです。

 

それを怪しいと思うかどうかは、ただの主観的な問題でしかありません。

「怪しくはない」とは言えませんが、「100%怪しい」とも言えないのです。

 

怪しいという事は、信頼されないという事

アフィリをやっている身としては、怪しまれる事は仕方ないとはいえ、信頼されないという事は悲しい事ではあります。

実際、僕がアフィリエイトをやっている事を他人に伝えても、なかなか理解してもらえないのです。

なので、僕は自分がアフィリエイターであることを公言する事はやめました。

 

ただ、「王様の耳はロバの耳」的な欲求にかられたので、こうして書き留めたかったのです。

 

それに、他人にアフィリエイトをやっている事を伝えたとしても、デメリットの方が大きいのです。

例えば、「何を売って稼いでいるの?」とか「どんなサイトを作ってるの?」とか聞かれる可能性もあり、そういう情報こそが商売道具であり「企業秘密」なわけです。

苦労して得た情報でアフィリエイトをやっているわけなので、教える気も全くありません。

それを隠してしまうが故に「怪しい」と思われたりするので、ジレンマを抱えることになるのです。

 

もちろん、本当に怪しかったらASPが上場できるわけがないのですが、それを説明してどうなるのかという話です。

それに、アフィリエイトの仕組み自体はクリーンだとしても、その売り方についてはどうなのか問われると、なんとも言えませんからね。

 

なので僕は「怪しくない」と弁明するよりかは、「怪しいと思うなら、どうぞご自由に」というスタンスの方が楽だと考えるようになりました。

そもそも、他人から許可を得る必要も、理解される必要もないですからね。

 

アフィリエイターは孤独である

ただ理解されないというのも、それはそれで辛いものではあります。

なんといっても、孤独との闘いになるからです。

一般的な仕事ならば、同僚やらお客さんやら、誰かしらと関わる事になると思います。

そうでなくても、組織に属する事で、社会的な欲求が満たされれば孤独感は軽減されるでしょう。

 

しかし、アフィリエイターは違います。

そもそも人に詳しく話せませんし、ちゃんとしたビジネスをやっているつもりでも、後ろ指を指すような輩は跡を絶ちません。

無知ゆえの否定をされることは当然であり、基本一人での作業なので、苦痛を覚えないほうが難しいのです。

 

商品が売れた時は嬉しいですが、それは自分の手柄というよりもあくまで「商品自体が素晴らしかったから」に過ぎません。

文章力を褒めるユーザーなんているわけがないでしょうからね。

一応、コメント欄を開放すればポジティブな意見も得られるかもしれませんが、その分否定的な言葉をもらう確率も上がります。

 

さらに、ASPから簡単に切り捨てられる事もあり、いつでも収入は0になる不安が付きまとうのです。

 

そんな状態で、毎日自宅等で黙々と作業をするわけなので、本当に向く人にしか向かないのです。

だからこそ、せめて家族くらいからは理解を得られないと、精神的にキツイものがあります。

このブログで曝け出すのも、精神衛生を保つためというのが大きな理由なのです。

 

ちなみに僕は複数サイトを運営してますが、このブログにおいては正直な事を書くことをコンセプトにやってます。

(そのせいで全くお金になっておらず、もはや趣味です。)

 

そんなこんなで、世間様からの評価は得られませんが、それでも自分に出来る仕事だと割り切るしかないでしょう。

一部では表彰制度もありますが、別にみんなそれが目的で頑張ってるわけではありません。(多分)

 

アフィリエイトを勧める人への疑問

そんな孤独なアフィリエイターは「自分がアフィリエイターであること」を隠した方が、メリットが大きいのです。

みすみす「自分は怪しいものですよー!!」など公言する必要なんてありませんからね。

実際、僕は別のサイトではあくまで「商品の紹介」にとどめ「自分が何者であるか」は特にアピールしてません。

 

にもかかわらず、積極的にアフィリエイトを勧めてくる「自称アフィリエイター」も世の中にいます。

例えば「アフィリは稼げるのでオススメ!」とか「初心者でもアフィリで月収5万達成!」とか、ありがちな文言を見たことがある方もいらっしゃるでしょう。

 

しかし、これって普通に考えておかしいですよね。

アフィリエイターとはライバルが多ければ多いほど、競争率が上がって、稼ぎにくくなります。

ですので、ライバルは増えて欲しくないわけであり、他人に勧めない方が自然なのです。

先ほどにも述べた通り「ノウハウは企業秘密」なのが当たり前なのですから。

僕だったら、いくら積まれても教えません。

(いちおくえん位もらえたら、喜んで教えるかもですけど)

 

では、なぜアフィリエイトを教えたがる人がいるのでしょうか?

ちょっと考えてみれば、何か裏があることくらいすぐに分かります。

例えば、アフィリの簡単な基礎基本を教える代わりに、数十万円という高額料金を要求してくるとかですね。

それはもはやアフィリエイターではなく、いわゆる情報商材屋と呼ばれる存在に該当します。

 

アフィリエイターは情報商材屋ではない

誤解される事も多々あるのですが、本来アフィリエイターは情報商材屋とは似て非なる存在です。

アフィリエイターは、あくまでASP等に登録されている商品を紹介する事が主なお仕事です。

そのため、自力で得たノウハウは死守するのが基本であり、それが広まってしまえばオシマイの商売です。

 

一方、情報商材屋とは、ノウハウを売る事だけに特化しています。

しかし、そのノウハウというも、せいぜいサイトの立ち上げ方や記事の書き方などの基礎基本だけなのです。

それで実際に稼げるのかと言えば、十中八九無理だと思います。

 

もちろん00年代のように、そういう方法すら浸透していない時代であれば、情報商材で学ぶことは有効だったかもしれません。

しかし、今では情報商材よりも高品質な記事が無料でネットで出回るようにもなりました。

それを今さら大金を払ってまで学ぶというのは、いささか時代錯誤感が否めないのです。

 

そういう情報屋とアフィリエイターが一緒くたにされることは、いささか心外であると僕は思います。

 

アフィリエイターは何を学ぶのか?

では、情報商材屋が教えない「アフィリエイターにとって肝心なノウハウ」とは何でしょうか?

現役の僕からすれば、答えは1つです。

アフィリエイターにとって肝心なのは、「自分の得意とする商品への知識を深める事」です。

 

例えば、よく稼げるジャンルとして「ウォーターサーバー」とか「メンズコスメ」などが挙げられます。

だからといって「じゃあ、今からその記事を書いてみて」と言われて、実際にすぐに書けるでしょうか?

元々ウォーターサーバーや美容に興味がなければ、書ける事なんて全くないはずです。

 

逆に言えば、ウォーターサーバーのマニアだったり、美容グッズに精通しているなどの商品知識が深ければ書けることはたくさんあると思います。

つまり、そういう自分が得意とする分野の商品を知らない限り、稼ぐ事は不可能なのです。

 

言ってしまえば、稼げるアフィリエイターとは「ある商品に精通した人の事」なのです。

いくらサイトの立ち上げ方や仕組みに詳しくても、表面上の事を教えるだけではただの情報商材屋に成り下がるしかありません。

そうではなく、アフィリエイターが最優先で学ぶことは「何らかに特化した商品知識」に尽きるのです。

 

この一番大事な部分は、その辺のノウハウを学んだところで、どうこうできる問題ではありません。

そもそも「自分が興味がある事」が前提なのですから、他人から教わって解決できる話ではないからです。

 

もしくはその逆で、商品の知識が豊富にあってもサイトの立ち上げ方が分からない、という場合もあるでしょう。

その場合にこそ、ノウハウを学ぶ事は有効だと思います。

商品知識とサイト構築のノウハウがあれば、稼げる可能性は大幅に広がるからです。

そういう有能な人は、最初から情報商材に頼らずとも、無料で出回っている知識でなんとでもなるかと思います。

 

しかし、実際に稼げる人が少ない理由は、その点にあると思います。

つまり、SEO対策などのノウハウばかりに無駄金を払い、肝心な商品知識を蔑ろにしてしまっている人が多いからではないかと思うのです。

そういうノウハウコレクターこそが、情報商材屋にとって美味しい獲物なのですよ…。

 

結局、個人のサイトは淘汰されていく?

さて「商品を紹介するのが仕事」となれば、それは単なる広告業であり、やはりアフィリエイト自体はまっとうな商売といえます。

情報商材屋とは違うのだよ、情報商材屋とは!!」って話です。

 

ただ、それでも怪しいと思われるのは、書き手の素性が分からない事にあるからなんでしょうけどね。

社員でもない人間が、全く関りのない会社の商品を紹介しているわけですから。

ちゃんとした会社員と、その辺の素人が同じ商品を売った場合では、どちらの方が信頼に値するかは明白です。

 

その点に関しては、検索エンジン側から見ても同じことが言えます。

というのも、信頼できないサイトは、世間からだけでなく、主要検索エンジンであるGoogleからも嫌われているのです。

その結果、低品質のサイトは上位表示されなくなり、自然と消滅していきました。

 

つまり、検索して上位表示されているサイトは少なくとも「Googleからは信頼されている」という事になるのです。

 

ちなみにその理由としては、検索アルゴリズムにおいて「権威性」や「専門性」が重要視されるようになったという背景があります。

最近では加えて「経験」も重視されるようになりました。

(参照:品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加)

簡単に言うと、その辺の個人よりも、ちゃんとした企業が運営するようなサイトを優先的に表示する仕組みになったのです。

 

ですので、わざわざ「このサイトが怪しい!」などと言う前に、すでにGoogleの判断により排除されてしまえば、何の問題もないというわけですね。

 

権威性を利用した企業達

だからといって「上位表示されたサイトが信頼できるのか?」と言われればそうでもないと思います。

例えばその権威性を利用した企業が、本業とは関係のない記事を公開する事もあるからです。

参照サイト↓

コミックの杜

マイナビニュース 電子書籍・VOD比較

これらは千葉テレビとマイナビが大本となっています。

当然、どちらも電子書籍とは本来関係ない企業です。

しかし、大きな企業であるが故、権威性が非常に高いため、漫画の記事が容易に上位表示がされるようになりました。

電子書籍はそれなりに高単価ですからね。

ただ、よくよくサイトを見てみれば、同じようなコピペ記事&引用だらけであり、露骨な誘導もあるわけです。

一応、大手企業という点では信用できるかもしれませんが、記事の質としてはあまり高いとはいえないような気もします。

 

怪しくないアフィリエイターになるしかない

もし、そんな企業の運営するサイトと戦うならば「専門性の高さを追及した有益なサイト」を作って対抗するしかありません。

 

素人に権威性がないのであれば、1つの商品やジャンルに特化したり、実体験を通して、自分にしか書けない事を追及していくしかないのです。

さらにその前提として、ユーザー目線であり「相手が欲しい情報を出来るだけ正確に返す」事が重要となるのです。

 

もちろん、主観的な情報も入れる場合もありますが、ただ単に自分が書きたい事を書くだけはまず無理でしょう。

相手が何を求めているのか、相手がどんなことを知りたいのか、相手が何に困っているのか、どうすれば解決できるのか…。

そんな風に「相手目線の記事」に拘る事が優先されます。

 

そうして、会社員以上に商品を勉強すれば、アフィリエイターでも勝てる(かもしれない)のです。

なので今後は怪しさ云々ではなく、単純に「サイトの質の高さ」で勝負する時代といえるでしょう。

 

そうなれば、いつまで経っても「アフィリエイターは怪しい」などと言っている方が、もはや時代遅れかもしれません。

怪しむかどうかよりも「質の比較」が重要になるというわけです。

 

その結果、信頼を勝ち取ったアフィリエイターが、この先生き残れると言えるでしょう。

ちなみに、そうした競争に負けてGoogleに居場所がなくなった人たちは、よりルールが曖昧な「SNS」に蔓延っているかもしれませんけどね。

 

本当に怪しんだ方が良い相手

さて、僕から見れば、本当に気を付けるべきは、詐欺、闇バイト、パパ活(売春)、誹謗中傷などの温床になっているSNSにあると思います。

それこそ、素性のしれない人たちの溜まり場ですからね。

 

そんなSNS上には、Googleのアルゴリズム改変によって稼げなくなった元・アフィリエイターたちもいる事でしょう。

彼らはSNS上で過去の栄光や収益自慢をしまくり、かつてのノウハウを高値で売りつける人もいるとかいないとか。

 

なので、そういう情報商材屋に惑わされないためには、どんな人でも疑ってかかる事が重要です。

なぜなら金銭欲が高まると、騙されやすい状態になるからです。

特にSNSでは稼いだアピールをする人は後を絶たないので、「もしかしたら自分も稼げるんじゃないか」とか「○○さんみたいになりたい」とか、煽られたりすることもあるでしょう。

普段は「自分は騙されない」と思っていても、劣等感や不安、欲望などの感情を煽られたりすると、判断を違えてしまうなんて事もあり得ます。

その心の隙を、情報商材屋や詐欺師が常に狙っているのです。

ちなみに以前、ブラック企業勤めだった僕も、騙されやすい状態でした。

そのせいで、まんまと情報商材屋に騙された口です。

(その悔しさのあまり、自力で商品の勉強をして今に至っていますが。)

 

こんな僕のように騙されないためにも「自分が知りたい事を明らかにすること」と「その情報が信頼に値するか」を考えたうえで判断するのが適切かと。

数ある情報から有益かどうかを最終的に判断するのは、他でもない自分自身なのですからね。

 

さて、最後になりますが、アフィリエイターが怪しいかどうかも、決めるのは個々人の判断に過ぎません。

脊髄反射的に嫌悪する人もいますが、その場合はもう少し考えてもいいのではないかと。

というか、サラリーマンやってたら何らかの商品知識くらいあるのでしょうから、アフィリという可能性を広げないと損じゃないかと普通に思います。

 

もちろん、怪しもうが受け入れようが、ご自由にすればよいのではないでしょうか、という話に行きつくわけですが。

何を信じようが信じまいか、個人の勝手ですからね。

 

というわけで、今回のお話は以上となります。