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FFTリマスター(TIC)の追加要素まとめ。クリア後のやり込み要素はほぼなし?

2025年9月末に発売された、FFT TIC(ファイナルファンタジー タクティクス イヴァリース クロニクルズ)。

「リメイク」と表記される事もありますが、実際は「リマスター」なので、オリジナル版との違いを比較していきます。

FFT オリジナル版とTICの比較

オリジナル版と比べ、TIC(リマスター版)での変更された点は以下の通りです。

  • 「クラシック版(原作再現)+強化版(エンハンスド版)」の2種バージョンを同梱。
  • フルボイス(日本語/英語)対応。
  • ユーザーインターフェース(UI)の最適化・更新
  • グラフィック/映像の改善・リニューアル
  • 便利機能(Quality of Life:QoL)の追加・改善
    例:オートセーブ、戦闘中の見やすさ改善など。
  • 新たな戦闘ビューの追加。
  • 例えば「俯瞰/タクティカルビュー」の導入や、戦闘中の順番表示バー(タイムライン)などの追加。
  • ジョブツリーの表示や解放条件を確認できる機能の追加。
  • 難易度オプション(カジュアル、スタンダード、タクティカルの3つ)が追加。
  • ワールドマップ上での“連戦”中に撤退できる機能や出現敵を任意に切り替えられる選択肢の導入
  • プラットフォーム対応の拡大(PS5/PS4/Switch/Switch 2/Xbox Series X|S/Steam等)

オリジナル版と変わらない点

細かい点の変更はあったものの、基礎となるストーリーやグラフィック、システムもほぼオリジナル版と変わっていません。

なので、リメイク並みの変化を期待した方にとってはやや期待外れと言えるでしょう。

しかし、当時から完成されたゲームであるため、「遊びやすくなった令和版」として捉えるのであれば、普通にオススメ出来ると思います。

特に、昔遊んだことがあるプレイヤーや、興味はあるけど未プレイの方には、ぜひ触れて欲しい作品です。

FFT TICならではのメリット

上記にあげた変化の中から、特にリマスター版と大きく異なる点はあるので、3つ挙げていきます。

①ボイス付きセリフの加筆修正

本作は原作にはなかったフルボイスが実装されています。

また、キャラクター毎にボイスに合わせたセリフの加筆修正も行われているのです。

これまでにはなかった固有キャラとの掛け合いも見られるようになっています。

新シナリオなどの追加はありませんが、キャラクターの過去や関係性などが特に深掘りされるようになりました。

人気キャラであるアグリアスの出自や、クラウドの正体なども、掛け合いの中で明らかになります。

そのため、固有キャラほど戦闘に参加させるメリットが増えました。

②UIの刷新について

UIは向上されているので、遊びやすくなっているのもポイントでしょうか。

タイムラインが常に表示されるようになり、行動順の確認が簡単になりました。

早送り機能もあるため、戦闘の待ち時間を大幅短縮できます。

特にJPや経験値稼ぎが重要になるゲームなので、サクサクとレベル上げ可能となっています。

ただ、早送りボタンを押しっぱなしにする必要があり、ゲームスピードを調節できるオプションはありません。

③難易度調節が3段階

これまでになかった難易度も3段階調節が可能となりました。

カジュアル、スタンダード、タクティカルがあり、被ダメと与ダメに変化が生まれます。

カジュアの場合は被ダメ低減、与ダメ増加ですが、タクティカルはその逆となります。

FFT経験者ほど、難易度タクティカルで腕試しをしたり、より難しい縛りプレイなどをするのもオススメです。

FFT TICだけの追加要素はある?

今作は「追加要素」と銘打って紹介されている事もあります。

しかし、追加要素というよりもあくまで「変更点」程度としてとどめた方が良いかと。

例えば、オートセーブに対応したり、ユニットの上限が50体になったり、戦闘画面がタクティカルビュー表示できるようになったりとあります。

しかし、どれも「追加要素」と呼べるようなものではなく、元のシステムを多少いじった程度です。

「違う戦略やシナリオが遊べる」などと期待する場合は、特に注意が必要です。

一方で、かつて発売されたPSPの獅子戦争の方は、追加要素がしっかりと追加されていました。

ルッソやバルフレアなどの新キャラが加入を始め、たまねぎ戦士、暗黒戦士という新ジョブや、共同戦線で限定アイテムが入手できたのです。

しかし、TICにおいては獅子戦争の追加要素をばっさり削除さています。

新ジョブ、新キャラ、新アイテムの追加も一切ありませんでした。

なので、獅子戦争版を現行機で遊ぶには、スマホでプレイするしかありません。

TICでの強みと言えば、「源氏シリーズ」と呼ばれるエルムドアが持っている装備を盗むことが出来るようになった事位でしょうか。

これまで盗みたくても盗めなかったプレイヤーにとっては朗報かもしれません。

あとは、オリジナル版で弱いとされていたクラウドが、大幅に強化された事もファンにとっては嬉しい所でしょうか。

しかし、どちらもあえて使う必要はないので、あくまで往年のファンというコア向けの調整でしかないです。

クリア後のエンドコンテンツもなし

オリジナル版と違い、メインストーリークリア後にセーブする事が可能となりました。

しかし、ブレイブストーリー等がわずかに更新されるだけであり、エンドコンテンツはほぼありません。

クリア後に解放されるダンジョンもなく、ただ最終戦前の状態に戻されるだけです。

そのため、クリア後のデータを保存する意義はほぼないと言っていいでしょう。

ちなみに、ディープダンジョンはクリア前から貿易都市ウォージリスに行けば攻略可能です。

タイミングとしては聖地ミュロンド攻略後という終盤です。

が、元々オリジナル版にあった要素なので、TIC独自の追加コンテンツでありません。

感想:ゲームとしては面白いが、物足りない部分も

面白い事は面白いですが、リマスターだからというわけではなく、あくまで原作が素晴らしかっただけな気もします。

遊びやすくはなっていますが、ただそれだけというのが個人の感想です。

(UIはスマホゲームのようであり、スイッチなどのハードでプレイすると少々違和感を覚えるかもしれません。)

セリフやキャラクターの掛け合いが見れたことはいいですが、これまでのキャラに持っていたイメージが崩れる可能性もあるでしょう。

それはいいとしても、追加要素がなかった事が一番残念です。

やり込み要素はなくはないが…

一応、クリア後でも育成の余地はあるので、その点では遊ぶことは可能です。

FFTは育成の自由度が非常に高く、極めようと思えばAT99、SPD50という強キャラを作る事も出来ます。

しかし、公式が用意したやり込みというよりも、完全な自己満足な育成でしかありません。

もしそこまでやり込んだとしても、それに見合う敵は存在しないため、持て余すことなるでしょう。

自軍をいくらでも強力にできるからこそ、クリア後にもっと高難度のマップが登場しても良かったのではないでしょうか。

加えて、それに見合った新たな新装備品、新たなジョブの追加も欲しかったところ。

ゲームバランスは相変わらず

やり込まなかったとしても、算術が強すぎる事や、オルランドゥ、エクスカリバーなど、ゲームバランスを簡単に崩壊させる要素は健在。

難易度についても、一部のマップが難しい一方、楽に攻略できるマップが多いという感じです。

それはそれで原作の良さでもあるため、再現性としてはかなり高いです。

初心者にとってはカジュアル難易度のおかげで、FFTが遊びやすくなったのではないかと思います。

ストラテジ系のゲームは苦手な人もいるため、参入しやすくなったのではないでしょうか。

ストーリーだけでも濃厚で見ごたえがあるので、それだけを追いたい方でも遊べると思います。

最初からリマスターとして銘打つべき?

売り出し方については「エンハンスド」という名前のせいもあり、リメイクなのかリマスターなのか、曖昧なところがあります。

内容やゲームバランスが同じであれば、わざわざクラシック版と分けている意味がなくなります。

とはいえ、「昔の方が良かった」という古参的なプレイヤーもいるはずなので、どちらにも対応できるようにした今時の販売方法ともいえるでしょう。

そういう意味では納得も出来ますし、2種類遊べることで損する事はないですからね。

総評:FFTファンとしては買いのゲームだった

以上をまとめると、エンドコンテンツや追加要素がない事は非常に残念でした。

しかし、オリジナル版のFFTファンとしていうのであれば、プレイして損はなかったです。

むしろ、遊びやすくなった事には好印象ではあります。

特に、筆者のようなスマホゲームがとっつきにくいくい人間にとって、FFTをプレイできる環境があるのは非常にありがたい。

スイッチという手軽に遊べるゲームとして現代に蘇ってくれたことは、ファンとして嬉しい限りではあります。

とはいえ、物足りなさはあったので、クリア後ももっと遊べるようにして欲しかったことが正直な感想です。

なので、今後まだアップデートの可能性に期待をしたいと思っています。

クリア後の追加ダンジョン、新シナリオの1つでもあれば、さらに良いゲームという評価にもなるのではないでしょうか。

タクティクスオウガにもあった「死者の宮殿」のような、ひたすらバトルをこなすだけのダンジョンでいいので、やり込み要素が欲しかったところ。

もしくはFFTを継承した新作が作られることを日々待ちたいですね。
(FFTAシリーズを最後に終わってしまった感もあるので、もう新作は作られないのかもしれませんが…。)

あまり有名ではない作品で、移植すら絶望的だったことを考えれば、プレイできただけでも大きな価値はありました。

30年周年を前に再び世に出てきてくれたことには、本当に感謝です。

とりあえず1週目をクリアしましたが、縛りプレイなどとを通してしばらく遊ばせていただきます。

このゲームの真価は自分なりの楽しみ方を探す事にあると思うのです。

追記 縛りプレイ動画作ってみました。

最近ゆっくりゲーム実況動画を始めました。

PS版でやったことのある、FFTのたたかう・魔法禁止プレイをTICでもやってみました。

よかったら見てみてください。

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