ガーリーデビュー|ネタバレ感想まとめ【あらすじ・見どころ解説】

ガーリーデビュー

主人公の 篝(かがり) は、女の子に慣れていなくて恋愛もうまくいかないタイプ。

それでも「彼女を作りたい!」という素直な気持ちで高校に進学したら、クラスに女子はたった1人しかいないと知ってショックを受けます。

でも教室に入ってみると、そこには 可愛い「女性の制服」を着た生徒ばかり!

実は全員男の娘(女装男子)だったという展開にギャグとドキドキが同居する物語でした。

「本当の女子は誰なのか?」
「恋はどうなるのか?”」

と、読み進めるほど引き込まれる「ボーイミーツボーイ青春ドラマ」が魅力の作品です。

思春期の距離感や、恋愛への不器用さみたいなものが丁寧に描かれていて、意外と印象に残りました。

ガーリーデビュー あらすじ

高校進学を機に「彼女を作る!」と意気込む主人公・篝(かがり)

しかし、入学した高校ではなんと クラスの女子生徒はたった1人だけという事実が発覚します。

ところが教室に入ってみると、制服を着た女子がたくさん!?

実はそのほとんどが 男の娘(女装男子)で、篝は誰が本当の女子なのか見極められずに戸惑います。

友人の「北野」も高校進学を機に女装で登校していたり、クラスメイトとちょっと変わった青春模様が繰り広げられていきます。

篝は「唯一の女子」を探しながら、クラスの男の娘たちとの関係も深めていき、その先の「恋」はどこへ向かうのか?

という青春ドラマが描かれるストーリーです。

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ガーリーデビュー作品情報

・作者:浦野ウララ
・掲載誌:週刊少年チャンピオン(秋田書店)
・連載開始:2025年38号(8月21日発売)〜
・連載状況:連載中
・既刊:第1巻(2025年12月8日発売)、第2巻(2026年2月6日発売予定)
・ジャンル:学園コメディ/青春ラブコメ(ボーイミーツボーイ要素)

ガーリーデビューはどんな人におすすめ?

「ガーリーデビュー」は、王道のラブコメを期待して読むと、少し変わった印象を受けるかもしれません。

そのぶん、設定の面白さやキャラ同士の距離感を楽しめる人には、かなり刺さる作品です。

「こんな人にオススメ」というポイントをまとめたのでご紹介します。

  • ちょっと変わった学園ものが好きな人
    男女の関係性がひっくり返ったような環境で物語が進むので、定番展開に飽きてきた人には新鮮に感じると思います。
  • ギャグだけで終わらない作品を読みたい人
    笑える場面は多いですが、主人公の戸惑いや迷いも丁寧に描かれていて、意外と青春ものとして読めます。
  • キャラクター同士の掛け合いを楽しみたい人
    女装男子たちの個性が強く、会話のテンポも良いので、キャラ重視で読むタイプの人にも向いています。
  • 重すぎないけど印象に残る漫画を探している人
    シリアス一辺倒ではなく、読みやすさと余韻のバランスがちょうどいい作品です。
  • 「これはどういう話?」と気になっている人
    タイトルや設定が気になっているなら、一度読んでみる価値はあります。想像と違う部分も含めて楽しめるはずです。

【ネタバレあり】見どころ・印象的な展開

これまで登場したキャラクターを中心に見所や印象的なシーンを紹介!

ネタバレにも触れるので、未読の方はぜひ本編で読むことをオススメします。

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篝 アルク(かがり あるく):恋が不器用な主人公の空回り

篝は女の子に苦手意識を持ち、どう付き合えばいいのか分からず、中学では空回りばかりだった青春男子。

「彼女が欲しい」という素直な願いで高校進学を決めるも、クラスは女子がたった1人だけと言われながらも、男の娘だらけという予想外の環境に振り回されます。

頼りなさそうで周囲からは軽く見られがちなキャラクター。

しかし、真っすぐな気持ちと勇気を見せる事で、クラスメイトの乙男心(おとめごころ)をガッシリと掴んでいく姿がカッコイイです。

北野ホシ:友達なのに可愛さで翻弄される存在

篝の友人・北野は中学時代からの付き合い。

最初は目隠れ男子として描かれますが、高校進学と共に女装で登校する事に!?

見違えるほどであり、クラスの“女子”と誤解されるほど可愛い存在となっています。

その背景には「可愛い服に憧れがあった」という内面もあり、友達としての距離感や、時に篝との関係がズレていく微妙な空気感が見どころです。

「仲のいい男友達」だったはずなのに、異性のように意識し合うのが面白いポイント!

今後のストーリーのメインヒロイン(?)なのかもしれません。

眩田(くらた)とエル:恋のライバル&協力者

この漫画は「人狼ゲーム」のように、お互い誰が男子で女子なのかを探りあう展開。

やがて化粧が得意な眩田や、恋愛に真剣なエルといった個性的な男の娘たちの素性が少しずつ明かされていきます。

特にエルは「本当に女子を見つけたい」と言いつつ、その行動が時に篝との駆け引きがおこなわれたりも。

時には裏切り、時には協力し合い、そして友情を育むという熱いストーリーも見所。

本物の女子を探すナゾ解きっぽさ

物語が進むにつれて、篝とエルは「本物の女子かもしれない人物」を探していきます。

胸の大きさや下着の話など、恥ずかしい判定材料を使いつつ探るシーンは、ギャグでありつつも「誰が本物か」を読者も一緒に考えさせられるユニークな見どころです。

謎解きや推理漫画のような側面があるので、読んでいて飽きません。

観世(かんぜ):衝撃のロボット!?

7話以降では、クラスメイトのネコミミ・眼帯属性を持つ観世にスポットが当たります。

「女子と思われた理由」から、意外な展開へと進みます。

下着を見た篝が女子だと勘違いし告白するも、北野がかけた液体の影響で首だけになるハプニングが発生するのです。

その後、観世は実はロボットだったと明かされるなど、予想外の展開が続きます。

こうなると「人間」だけじゃなくて、「人外キャラも存在するのでは…?」という今後のキャラの幅広さにも期待できますね。

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「誰が本当の女子?」という謎が先延ばしになる余韻

物語の中核となっているのは「本当に女子は誰なのか?」という謎ですが、なかなか答えが出ないまま話が進みます。

教師陣が女子の名前を知っている、北野が怪しい、といった情報も出てきて読者を引っ張り続ける構成になっています。

それを追うのも楽しいですが、それぞれのキャラに濃い目の背景が設定。

男の娘たちは心に闇や事情を抱えていながらも、篝のまっすぐで熱い想いによって前に進んでいくという感動的な展開がメイン。

『男の娘』という趣向の分かれるニッチなジャンルでありながら、話は王道なので引き込まれます。

読んでみた感想

『男の娘』という、一部の人が好きそうなジャンルをあえてメジャー週刊誌に掲載するのは、思い切った試みだと思います。

キワモノっぽくて避ける読者もいるかもしれませんが、中身は王道で共感できる事も多いため、普通に楽しく読めるのではないでしょうか。

読んでみた感想をいくつかまとめてみました。

読む前と読んだ後で印象が変わる作品

正直に言うと、「ガーリーデビュー」は読む前と読んだ後で印象がかなり変わった作品でした。
女装男子だらけのクラスという設定から、ギャグ寄りの軽いラブコメを想像していましたが、実際はそれだけでは終わりません。

女子が一人だけという設定を、ただのネタにせず、「誰が本当の女子なのか分からない」という状況を長く引っ張ることで、日常の会話や行動ひとつひとつに意味を持たせています。

出オチではなく、キャラ毎の内面の深堀に興味をそそられ、今後のストーリーも期待させる展開となっています。

主人公・篝の不器用さが物語を支えている

篝は極端に鈍感だったり万能だったりするタイプではないのも良いポイント。

等身大の高校生男子のように恋愛に慣れていないがゆえに、感情と行動が噛み合わなくなる場面が多いです。

本当は女子が好きなはずなのに、男の娘にドキドキしたり、「実はアリかもしれない」と考えているのが面白かったり。

会話の内容も自然さ、天然っぽさがあり、ギャグとしても青春ものとしても楽しめます。

女装男子たちが「ネタ要員」で終わらない

北野やエルをはじめとしたキャラクターたちは、単なる「にぎやかし」に収まらず、それぞれの考えや立場を持っています。

主人公との距離感が少しずつ変化していく過程が丁寧に描かれている点は好印象でした。

方向性の曖昧さは好みが分かれる

ラブコメとして読むか、青春群像として読むかで、期待する展開が変わる作品でもあります。

「本当の女子は誰なのか?」という核心部分がなかなか明かされないため、スッキリした答えを求める人には、やや物足りなく感じるかもしれません。

軽さと余韻のバランスがちょうどいい

全体としては、重すぎず読みやすい一方で、キャラクターや関係性がじわっと印象に残るタイプの漫画です。設定で敬遠していた人ほど、意外とハマる可能性があると思います。

ガーリーデビュー まとめ

「ガーリーデビュー」は、設定だけ見るとかなりクセのある漫画ですが、実際に読んでみると、ギャグと青春要素が意外とバランスよくまとまった作品でした。

女子が一人だけという特殊なクラス設定や、誰が本当の女子なのか分からないまま進む展開は、軽く読める一方で、キャラクター同士の距離感や感情の揺れもきちんと描かれています。

ラブコメとして明快な答えを求める人には好みが分かれるかもしれませんが、「ちょっと変わった学園もの」や「乙男心に振り回される不器用な主人公」が好きな人には、十分楽しめる内容です。

タイトルや設定が気になっているなら、まずは一度読んでみて、自分に合うかどうか確かめてみるのが一番だと思います。

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