伝説の同人ゲーム「ディアボロの大冒険」。
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」を題材にしたフリーゲームで、制作者はKMQ SOFT。
2007年3月にリリースされ、公式の最終バージョン(ver0.13)は2008年8月に更新されました。
しかし同年の9月に配布終了となり、正規でのDLは不可能となったのが現状です。
が、令和になった現在でもプレイしている人がいるようなので、実情について語っていきます。
ちなみに、公式サイトでは「ディアボロの大冒険の配布は終了しました。」との一文のみが表記されています。
KMQ SOFT公式サイト⇒http://kmqsoft.blog88.fc2.com/
最新バージョンはver0.16?
ディアボロの大冒険は、2025年現在ver0.16までアップデートされています。
公式ではver0.13で終了しているのですが、また別の有志によって0.14以降が制作されるようになったのです。
KMQ SOFTは関与しておらず、0.14以降の作成者は不明のため「非公式版」とも呼ばれています。
当然非公式なので、0.14以降をプレイする場合は何かしらのアップロードサイト経由で入手するしかありません。
つまり、最新版のディアボロを遊んでいるのは、何かしらの「覚悟して来てる人」であるというのが現状なのです。
ディアボロの大冒険 非公式版の歴史
非公式版にも歴史があり、0.14以降も何者かによって手が加えられ続け、2010年にver0.15が登場。
そして2015年に最終更新が途絶えたかに思えました。
ところが、2021年になってver0.16が突如として公開。
その後は更新されていないため、ver0.16が2025年現在での非公式最新バージョンとなっています。
ただ現在ジョジョは8部が終了し、9部が連載中なので、完結した場合ver0.17が公開される可能性もなくはありません。
とはいえ、大元であるKMQ SOFTはもはや関わりがないはずなので、厳密に言えば「ver0.13」が最終といえるでしょう。
調べてみると未だに界隈も多少荒れているようで、ver0.13派とver0.16派に割れているようです。
0.13版wikiでは0.14以降を「海賊版」という厳しめの表現をされています。
(参照:https://w.atwiki.jp/jojo_diablo/)
筆者としても0.14以降は未プレイですが、やはりバージョンとしては0.13をオススメします。
00年代だからこそ遊べたゲーム
非公式版をDLしてプレイする場合、著作権などの問題についても調べてみました。
とある法律相談所ではこんな見解が見られたので引用します。
二次創作やパロディーの場合
漫画のキャラクターなどを著作権者ではない者が書き起こした二次創作やパロディーのデータをダウンロードする行為は著作権者の権利を侵害したことにはなりません。ただし、二次創作・パロディーの製作者にも著作権が存在しうるため、無許可でダウンロードすれば違法となるおそれがあります。
https://omiya.vbest.jp/columns/criminal/g_other/5637
上記の見解で言えば、KMQ SOFT様の制作したver0.13までは「二次創作」となるためDLしても著作権法への違反はないようです。
ただしver0.14以降をDLする事はKMQ SOFT様の著作権を侵害する事になるようです。
少々ややこしいですが。
どちらにせよ公式が配布を停止した以上、「安全に楽しく遊べるわけではない」という事です。
少しでも気になるのであればDLは控えた方がいいかもしれません。
やはり00年代だったからこそプレイ出来たゲームという思い出として語るのが個人的に一番かと。
そもそも「ジョジョの奇妙な冒険」連載20周年を記念して開発されたのが発端のゲームなので、期間限定の配布だったと思えばそれまでですからね。
スマホ版はあるのか?
一応、現在でも「ディアボロの大冒険」はダウンロードする方法はあります。
プレイ環境はPC(Windows)に限り「スマホ版」はありません。
(仮にあったとしても危険性を感じずにはいられません。)
ただし、PC版だとしてもウィルスの感染の可能性もなくはないので、何らかの方法でのチェックする事をおすすめします。
筆者には止める権利はないですが、もしプレイされる際は自己判断の元、DLするか否かを決めましょう。
プレイ当時のキャプチャ
さて、2025年にもなって筆者がこの記事を書こうと思ったのは、当時プレイしていたキャプチャを発見したからです。
懐かしくて再びプレイしてみたいとは思いますが、当時ほどの精神テンションでプレイできるかはまた別の問題です。

当時はローグライク初心者だった中高生時代の筆者。
シレンよりも初めてプレイしたゲームでした。
ジョジョ愛が半端ない作品であり、ゲームとしての完成度も高く、学生時代かなり遊んでいた記憶があります。
クリアできるようになるまで、結構時間がかかったのもいい思い出です。

中途半端に成長させたスタープラチナのDISC。
この後+99にして一巡後の世界(天国)に行きました。
けれど、到達したのはせいぜい99Fまでで「サイン色紙」を手に入れて満足した記憶があります。

役に立たない「彼女の手首」ですが、手に入ったときの高揚感たるや。
トラクターのタイヤとか、サンジェルマンの紙袋とか、保存関係のアイテムの種類も豊富だったのも楽しいポイントでした。
本当に懐かしい。

試練は10回以上はクリアしたはずですが、その時の画像は残ってませんでした。残念。
逆に考えると、よく15年以上前のキャプチャが残ってたなって感じですが。
ゲーム自体は削除してしまったのが悔やまれます。
(暇さえあればディアボロばっかりやってたので、自制するために消した記憶が…。)
続編開発を行う有志
公開されたのが十数年前のゲームなので誰もやっていないと思っていました。
しかし今回詳しく調べてみた結果、未だに一部では根強い人気を誇っているらしく、スゴみを感じます。
なんと、続編を開発しようとする有志もいるほどです。
https://byneet.fanbox.cc/posts/7036792
筆者はあまりフリーゲームをやりませんが、メーカーでない個々人の力でここまでゲームが作れることへの敬意を表します。
ディアボロの大冒険 まとめ
公式から手を離れた昔のゲームとは言え、未だに界隈を賑わすほどの名作だと思います。
かくいう筆者も当時ジョジョに熱中しており、なおかつゲームも大好きでした。
そこに登場した「ディアボロの大冒険」をプレイできたのはまさに黄金体験でした。
公式からの再配布も恐らくはないと思うので、せめてこの記事を記憶DISKとして残しておきたいと思います。
遅ればせながら、提供していただいたKMQ SOFT様には感謝いたします。