サトリの盾のデメリットと運用方法 【シレン6】

サトリの盾

シレン6における「サトリの盾」及び「印」を用いた攻略と使い勝手にての考察です。

まずはデメリットを理解する事。

サトリの盾はメリットよりも「デメリット」が強調されていて敬遠されがち。

満腹度が減らないのが強みなのですが、実は「空腹」のリスクも付きまとうので、あまり意味がないという指摘も。

強みを生かすためにも、まずはそれらの弱みを理解しておくと運用する際に役立ちます。

それでは、空腹状態になるリスクから見ていきましょう。

サトリの盾(印)で空腹状態になる場合

  • 「空腹の罠」を踏む。
  • まわるポリゴン、おどるポリゴンの特殊攻撃を喰らう。
    (うたうポリゴン以上であれば無効化できる。)
  • おにぎり状態や桃まんを食べてモンスターに変身する事によって「サトリの効果」が切れる。
  • ゲイズ、カッパ、ケンゴウ種による装備外し&弾き。
  • マゼルン合成の際、サトリの盾を外した時。
  • 「銀一封の罠」で印が封印される。
  • オドロ、チドロによるサトリの印消し。
    ※ただし、ベースがサトリであれば、銀一封や印消しはされません。

これらがサトリを使った際の空腹リスクです。

また、デメリットは主に4つあります。

サトリの盾(印)のデメリット

  • ドスコイ状態になれない。
  • 桃まんを食べられない。
  • 腹ぢから印との相性が最悪
  • 困ったときの巻物の効果が限定される。
    (「HP回復」と「周囲の8マスのモンスターを金縛りにする」のみ)

とはいえ、デメリットの面ではさほど気にならないとは思います。

例えば、ドスコイ状態は強力であるものの、最深部まで維持する事は難しいです。

また、腹ぢからも通常プレイでは扱いにくい印であり、なくても問題ありません。

困ったときの巻物も「装備解呪」や「ちからが最大まで回復」などが発動しませんが、メッキの巻物や毒消し草、背中の壺などで対応可能です。

桃まんが食べられられないというのは痛いかもしれませんが、そもそも「桃まん棒・杖」はレアアイテムなので出ないときは出ません。

もし杖が出た場合は即死攻撃にはなるので十分強いです。

デメリットだけで判断するのではなく、「メリットと比べてどうなのか」を考えてから判断した方が良いかと。

仮にサトリの盾(印)を間違って装備したとしても、リスクとデメリットを把握すれば十分運用可能です。

サトリの盾(印)が有効活用できるダンジョン

メインストーリーやとぐろ島の神髄を攻略する際は、サトリの盾・印は不要な部類です。

食糧不足になる事はまずないですし、全てのフロアで風が吹くまで粘る必要はありません。

しかし、サトリをメインに据えて活用できるダンジョンは2つあります。

1つ目は神髄クリア後のダンジョン、通称「裏神髄」。

もう1つは無料アップデートで追加された「沈黙の神髄」。

これらでは「サトリ」がかなり活躍するため解説していきます。

裏神髄でサトリが強い理由

「裏神髄」とは「12種の星の石」というアイテムを集めつつ最深部まで到達するのがルールです。

一見簡単に見えますが、「星の石」は保存の壺などに入れることが不可能なのが難関ポイント。

道具欄をいかに圧縮できるかというプレイが求められるのです。

序盤は1,2個くらいで済みますが、中盤で6個、後半で12個というペースです。

特にキツいのは道具圧縮の難しい序盤から中盤にかけてであり、アイテムの取捨選択が強いられます。

しかし、序盤で「サトリ」が引けると話が変わってきます。

ただでさえ圧迫する「食料」の問題を解決してくれるからです。

具体的な運用については後述しますが、ドスコイを目指すよりも簡単にプレイできると思いました。

沈黙の神髄でもサトリの盾は使える

また、無料でアップデートされた「沈黙の神髄」でもサトリはかなり使えます。

沈黙の神髄では出現アイテム数と敵の数が非常に少ないです。

保存の壺も入手し辛く、それまで食料ロストの不安が付きまといます。

しかし、サトリがあれば満腹度を気にせずギリギリまでモンスター出現を粘るプレイも可能なのです。

つまり、何らかの制限がある場合「食料を無視してもいい」という選択が出来る事こそが「サトリ」の強みと言えるでしょう。

サトリを実際に運用する方法

それでは、実際にサトリを運用する方法について解説します。

空腹は「草」で対応するのが基本

サトリの主なメリットは、空腹対策のみの食料を抱える必要がない事です。

おにぎりを持つ必要はなく、基本的にその辺の「草」を食べれば回復できるからです。

「パワーアップ草」や「高跳び草」などが主な食料であり、しかも「効果つきの食料」になります。

なんの効果もない「大きなおにぎり」よりも、かなり汎用性は上がるのです。

ただし、うっかり草を使い切ってしまわないように注意が必要ですが。

神髄でのポリゴン対策になる

また、神髄における難敵「うたうポリゴン」対策にもなるのも長所です。

神髄では「まわるポリゴン」が3~6Fまでしか出現しませんし、おどるポリゴンも出ません。

そのため、満腹度下げ攻撃は基本的に悩むことはないです。

一方「うたうポリゴン」は33F~39Fまで出現します。

ポリゴン対策が出来ていない場合、最大満腹度を下げられるとジリ貧になりがち。

それを「サトリ」が解決してくれるというわけです。

最大満腹度はこれ下げられることはなく、おどるポリゴンは雑魚と化します。

これもサトリのメリットと言えるでしょう。

銀一封の罠対策

もちろん、運用には気を付けないといけない事もあります。

あまりないかもしれませんが、サトリを運用するうえで「銀一封の罠」は致命傷になりかねません。

ピンポイントでサトリ印が銀封印されると、ほぼ餓死するしかないからです。

どんなに「復活の草」があったとしても、満腹度は1のままで復活します。

そのため、銀剥がしの巻物(もしくは白紙)は1枚あった方が保険になります。

それを抱えるのが負担になる場合は「浮遊の腕輪」を引くか、「罠チェック」をひたすら繰り返すしかありません。

あるいは、銀封印されたサトリ印は無視して「ちゃんこおにぎり」でドスコイに切り替えるという強引なプレイも可能といえば可能です。

錆避けの腕輪ないとオドロ・チドロは厳しい

ただし、銀封印と違って「印消し」を喰らえばゲームオーバーです。

その能力を持つオドロ・チドロがサトリの最大の天敵といえるでしょう。

神髄での出現階層である47F~54Fをしのげるかが重要です。

通常プレイでも厄介ですが、こいつらの特殊能力は基本的に受けてはいけません。

なので、確実に運用するならば「錆避けの腕輪」とセットで使う事が望ましいです。

錆避けは、修正値も印も守る事が出来るという優れモノ。

ちなみに、錆避けの腕輪を識別するなら、予めいらない盾を確保しておき「サビの罠」でチェックしていきましょう。

なければデコイとして色んな印を突っ込むという運ゲー的な対策もあります。

また「錆避け印」を優先して狙う性質があるため、メッキの巻物を確保しておくのもありです。

メッキは銀剥がしと違って装備の解呪も出来るため、持っていて損はありません。

あるいは予備の「サトリの盾」が引けていれば、54Fまではサブ盾としての運用もありです。

サトリを「印」として運用するのは多少の危険が伴いますが、もしベース盾として取得できた場合はリスクはほぼ軽減されるかと。

サトリの効果的な使い方

サトリは食料の圧縮に一役買いますが、最大の強みはそれだけではありません。

真の強みは「1フロアで可能な限り粘れること」です。

どんなにアイテムの引きが悪くても、ひたすら敵を狩り続けることで、経験値とドロップを狙う事が出来ます。

しかも、食料をまったく気にする事がないので、「稼ぎプレイ」にハマってしまうとサトリなしではいられないというほど。(流石に言い過ぎかもですが。)

もちろん、毎回風が吹くまでという必要はありませんが、シレンにおいて稼ぎの重要性は無視できないと個人的に思っています。

そういう意味では初心者にこそ使って欲しいとは思いますが、運用するにも多少コツがいるので、悩ましいバランスだと思います。

回復の腕輪との相性が抜群

また、回復の腕輪を引けた場合、最大の効果を引き出す事も出来ます。

回復の腕輪は満腹度消費が激しくなる代わりに、自然回復量をアップさせるというアイテム。

サトリがあれば満腹度消費を無視する事が出来るため、両方引けた場合のシナジーは強力と言っていいでしょう。

もちろん、どちらも引ければの話ですが…。

サトリの印で裏神髄と沈黙をクリア

かくいう筆者も、サトリの印はハズレだと思っていて、使うつもりは一切ありませんでした。

けれど、使ってみたら以外にも有効だったので、裏神髄も沈黙の神髄も、どちらも「サトリ印」を入れてクリアしました。

たまたまだったかもしれませんが、妥協とチャレンジ精神は重要だと思う次第です。

裏神髄をクリアした感想も載せていますので、良かったら見て見て下さい。

というわけで今回は以上です。