黄泉ヲ裂ク華 本編と追加コンテンツをクリアした感想 (ネタバレあり)

黄泉ヲ裂ク華」の本編クリアまでの感想と、追加コンテンツ(クリア後)の感想をそれぞれ書きます。

この先に危険なネタバレが大量にあるため、ご注意ください。

 

ちなみにダウンロード版だと、

  • 『黄泉ヲ裂ク華 お手軽版』
  • 『黄泉ヲ裂ク華 やり込みDLC』

という形で別売りされている場合があります。

ここではお手軽版を「本編」、やり込みDLCを「追加コンテンツ」と表記します。

パッケージ版だと、どちらも収録されています。

(筆者は今回Switchのパッケージ版をプレイ)

 

黄泉ヲ裂ク華 本編のクリアまでの感想

まずは本編クリアまでの感想を述べていきたいと思います。

 

良かった点①:育成の自由度の高さ

「ステータス振りを間違えても、簡単にやり直せる!」

この手のゲームはステータス・スキル振りは1度きりorペナルティがあるため慎重に考える必要がありました。

そのため、育成に失敗したらキャラクターを1から作成し直す…という事も普通にあります。

 

ところが、このゲームはステータス振りスキルも自由に何度もやり直せます。

育成する手間が省けるのは、ストレスフリーでした。

 

良かった点②:ハック&スラッシュの醍醐味を味わえる

「強力な武器で敵をせん滅したい!」

戦闘面においては、そんなプレイヤーの欲求を満たせる作りになっています。

 

マモノの花を使って敵を狩り続け、レアドロップを狙い、強力な武器を得た時の達成感。

そして、実際に使ってみて性能を実感するという楽しさ。

 

進めば進むほどより強力な武器を手に入れ続けることが出来るので、飽きることがなかったです。

「次はどんな武器が手に入るのか」というワクワク感は、やはりハクスラの醍醐味と言っていいでしょう。

 

また、ゴミアイテムを拾ったとしても、すべて換金することが可能です。

それを元手に華を生成したり、武器強化することが出来るので、お金を持て余す事もなくドロップ品を無駄にせずに済むのが良かったです。

 

微妙な点①:戦闘が単調になりがち

ただ、戦闘面は武器依存になりがちです。

武器防具がそこそこ固まれば、あとはスキルで「ごり押す」のみです。

雑魚的はおろか、ボスにおいてもトリッキーな攻撃をする敵があまりおらず、ごり押しだけでほとんど勝てます。

 

具体的には、

1ターン目にスイッチブースト「超電」。

全員スキル攻撃。聖術工のみ常に「マルチメディ」を使用。

2ターン目にスイッチブースト「充電」。

リピートorオート攻撃。

 

以降は、リピートかオート攻撃を繰り返すだけでほぼ終わります。

(その際「Xボタン」で選択すると高速になるので便利。)

もちろん、ボス戦のみは初手ターンに補助などをかけるという例外もありますが、基本的に永続なのでかけ直す必要がありません。

 

そのため、中ボス戦はおろか、ラスボス戦もこれで終わったりして、あっけないものでした。

パターン化する前までは、色々試行錯誤が出来たので楽しかったのですが…。

 

悪く言えば単調ですが、よく言えばサクサク進む、といった感じでしょうか。

 

微妙な点②:スキルの数が少ない

戦闘を単調にさせる要素として「スキル数が少ない」事もあげられます。

特にアタッカーは1つに絞ってスキルポイントを振った方が恩恵も大きいため、下位のスキルは不要になっていくのです。

そのため使うスキルがほぼ固定化してしまい、「この敵にはコレを使って…」みたいな戦略性が皆無だったのが残念でした。

 

とはいえ、スキルが固定化してしまうのは他のゲームにもありがちなので、仕方はないですがね。

 

逆に、1つのスキルに絞りにくい魔術工は、クリアまでは本当にぱっとしない活躍しかありませんでした。

一応「持続異術バリア」というほぼ永続バフを使えるのが強かったので、終始、魔法壁を張るための要員と化していました。

まぁ、魔術師が育てにくいというのもありがちではあるので、これも仕方ないと言えば仕方ありません。

 

バフが強すぎるのは斬新

また魔術工に限らず、全体的にバフの仕様が異様に強力なのが斬新でした。

フィールド上で永続バフがかけられる上、かけ直しがほぼ必要なかったりするは驚きです。

 

今作では、蘇生する手段が皆無のための救済措置なのでしょうか。

そう考えると、やはり戦闘は大味なバランスという感じ。

雑魚狩りでも有用なので、ハクスラが捗ったのは良い点といえます。

 

ダンジョン攻略も割と簡単?

ダンジョン攻略も割と簡単で、ネットに頼らずクリアまでこぎつけました。

とりあえず壁に体当たりして「扉の花」を使えば、大抵のことは解決します。

 

また、謎解き要素でちょっと詰まっても、NPC(主に灰十字)からヒントという名の答えをもらえるので安心です。

(一番苦労したのが、序盤の竜戦車のパスワードくらいです。)

 

言ってしまえば、戦闘と同様にダンジョン攻略も割と単調な印象です。

とはいえ、自分でダンジョンを開拓している感があるので、その辺は楽しかったです。

隠されているルートを自力で見つけ出すたびに、達成感を得る事が出来ました。

 

面倒なのは、「オオトビラの花」の入手方法が限定的なことくらいでしょうか。

自由に拠点が作りにくい上、後半になるほどワープを繰り返さないといけなくなり、ちょっと手間でした。

一応「オート移動」で済ませられるのがまだ救いでしたが。

 

シナリオは本当にディストピア

とまあ戦闘やダンジョンはサクサク進みますが、問題はシナリオです。

これは重々しく、暗いです。

途中で盛り返すかなと思いきや、残念ながら爽快感は終始なかったです。

 

最後の最後までラスボスが明確な悪意をプレイヤーに向けてきて、気持ちのいいものはありませんでした。

特にラストダンジョンでは顕著で、屈辱的な選択肢も出てきてイライラ…。

戦闘は楽なのに、精神的にダメージを与えてくる感じです。

個人的に、ここまで徹底された悪役はゲマやルカ・ブライト以来でした。

 

しかも、カリスマ性はなく「ねちっこい嫌味なヤツ」という感じだったのが、尚更ムカつきを助長させます。

 

これに耐え続けて、最後はさすがに大団円かなと思いきや、後味が良いものでもなかったです。

「プレイヤーに何を味わわせたかったんだろう?」という感じでした。

 

「一攫千金」という目的は果たしても、エンディングで「虚しい」という文言が出てくるのは、クリア後の達成感を大きく削ぎます。

 

今作はわりかしリアリティに重きが置かれていたので、「人生ってこういうものでしょ」みたいなメッセージなのかもしれません。

あるいは、主人公がただの一般の会社員という事もあり、決して英雄になる器ではなかったという事でしょうか…。

 

ただ、それでも最後にはルキが救えたのが良かったといえるでしょう。

ルキ以外にも、家族や友人などの大切なものを守ることが出来たからヨシ、というのは一応報われる事でもあります。

 

それに「本編クリア後」も用意されているのが前提なので、続きが見たくなる終わり方でもありました。

そのため、追加後の購入を促すためのモチベを上げるためのエンディングだったのかもしれません。

 

というわけで、以上が「本編クリア後」の感想でした。

 

黄泉ヲ裂ク華  追加コンテンツクリア後の感想

続いて「追加コンテンツ」をクリアした後の感想です。

まずは戦闘面から。

 

追加コンテンツの戦闘の感想

ありのまま起こったことを話します。

新ダンジョンで雑魚敵相手にリピートとオートを繰り返していたら、簡単に全滅していました。

何をされたのか、分かりませんでした。

 

再び挑戦してみると、どうやら「即死技」を持っている敵がチラホラ現れるようです。

「さすがにクリア後は一味違う!」・・・と思いきや、結局やる事は一緒でした。

 

防術工(専門)がスキル「即死防御」&「全体防御」をセットして繰り返すだけで対応可能です。

あとは斬術工の「疾風怒濤」や忍者工の「蝶の舞」などの連続攻撃を繰り返せばOK。

 

耐久力のある敵の場合、アタッカーも含めてMP消費が痛くなりますが、ステータスを霊力にも振り直したり、タマを使ったら何とかなりました。

それ以外、特筆することはありません。

連続攻撃の演出が長すぎる仕様なので、ラストまで「リピート倍速」で終わりです。

 

追加コンテンツのダンジョンの感想

追加コンテンツのダンジョンは、正直言って「面倒」の一言です。

以前倒したボス達と再戦するだけであり、特に深堀りされることもありません。

サーチアンドデストロイあるのみ。

あとは壁という壁に、ひたすら体当たりをするばかりです。

 

途中で「ルキの森」という嫌な予感がするダンジョンがありましたが、やってみれば作業感が強い。

嫌な気持ちにさせる狙いはあったとしても、特に話が膨らむわけではありませんでした。

 

実際、追加ダンジョンはすべて「時間稼ぎ」という設定らしかったので、本当にその通りだと思いました。

 

ただし、プレイヤーとしての狙いは「レアドロップ」以外興味ありません。

それにはキッチリ答えてくれるので、ダンジョンにおいてはそれ以外はどうでもよかったり。

 

追加コンテンツのエンディングについて

さて、気になるエンディングについても触れておきましょう。

本編クリア後のラストよりは、多少救いのあるエンディングに変化したので、本当に良かったです。

本編だけならモヤモヤしたままで終わりましたが、「ああ、これでやっと終わった」という感じでした。

 

正直、プレイ中は「本編よりも暗い終わり方だったらどうしよう…」、という不安がずっとあったので、進めるのが怖かったです。

もちろん、完全なハッピーエンドとは言い切れませんが、遥にマシになったという所でしょう。

 

結果的に、主人公たちは上層部の人間にとって都合の悪い存在なのは変わらず、「生かさず殺さず状態」といった形です。

それでも、数多くの功績を打ち立てたことは、同業者たちからは評価を得たのではないでしょうか。

実際、飯場さんも鼻高々といった感じですからね。

その辺は、お好みで脳内補完する余地が生まれました。

 

ちなみに「一つの会社を勤め上げて、会社に人生を捧げる!」というのが昭和のサラリーマンの姿だったらしいです。

なので主人公は、昭和世代のお手本のような生き方なのかもしれません。

プレイ中は「なぜ昭和が舞台なのか?」というのがずっと疑問だったのですが、本当の意味での「企業戦士」の姿を描きたかったからと勝手に解釈しています。

 

ただ「金は稼げても自由はほぼない」というオチは、現代のサラリーマンにも通じるところはありますね。

もっとも、ゲーム内では金持ちになれるだけ、現実より遥にマシかもしれませんが…。

 

さて、そんな暗い話はさておき、続いてはキャラクターの感想を書いていきます。

 

キャラクターについての感想

味方NPCキャラの魅力

今作に登場するキャラクターはめちゃくちゃ少ないです。

必要最低限のキャラしかいません。

それだけ、味方NPCの存在はかなりの癒しになりました。

 

例えば、意外としっかり者で、同じ目線に立ってくれる飯場さん。

さっぱりとした性格かつ、どっしりと構えていてくれる社長さん。

 

荒んだ世界を探索する上では、事ある毎に彼らに話しかけずにはいられませんでした。

 

そして、特にお気に入りになったのは「灰十字」さんです。

口が悪いけれど、それも徐々にマイルドになっていき、「徐々に信頼関係を築けた」という感覚がありました。

それに、ストーリーと同時進行で的確なアドバイスをくれるので、なんだかんだ一番頼りになる存在でした。

暗いダンジョン攻略も、機械人のおかげで乗り切れたと言っても過言ではないでしょう。

優秀な頭脳キャラは好感が持てます。

 

ちなみに、僕はずっと男だと思っていたのですが、公式HPを見ると「少女」と書かれていたので意外でした。

作中では「機械人」としか書かれず、一人称も「僕」でしたからね。

まぁ昨今は性別についてあれこれ書きづらいですし、僕の中では男のままでもいいのです。

 

ルキついて

このゲームに欠かせないルキの存在も、プレイするモチベーションとなっていました。

ムカつく久世戸を倒すのもモチベでしたが、彼女を救えたのはこのゲームをやってよかったという所です。

 

正直、最初の印象は薄気味悪いだけで、彼女に対しては興味はまったくありませんでした。

ゲーム攻略のために、必要なアイテムをくれればそれでいいって感じです。

 

ところが、徐々にその過去を知っていくと、次第に彼女に対する情が移っていきました。

気づくころには「この子のためにも頑張ろう」という感覚になってます。

 

終盤になってからは、「最初、薄気味悪いとか思って申し訳なかったな」という罪悪感も…。

ところが、最終的には彼女の口から「お互い様」という事で消化されるのが憎い演出です。

 

狂王について

一応、今作のラスボスである狂王についても触れておきましょうか。

コイツに文句を言わないとやってられませんからね。

 

さて、狂王に魅力があれば良かったのですが、煽られるばかりで、ただただムカつくキャラで終わりました。

 

カリスマ性を持っていればよかったのですが、そうでもないのが残念でした。

例えば「魅了の力」はラノベばりのチート能力でしかなく、理不尽極まりないものです。

そればかりか「ヨミの力」を笠に着てイキりまくり、最終戦においては「霊樹」に依存し続けました。

 

人間としてのプライドを持ち、唯一神に挑んだ男と言えばカッコいいかもしれません。

しかし、蓋を開けてみれば、依存的な力を手に入れて生命をいたぶるクズと言ったところでしょうか。

 

それに僕の読解力に問題があるかもしれませんが、彼の目的もよく分かりませんでした。

さかんに「新しい世界を創る」と言っていましたが、それが具体的にどんな世界なのかが謎だったからです。

果たして、新しい世界で何がしたかったのでしょうか?

…というよりも、自分の力でどこまでやれるか試したかっただけなのですかね。

 

結局、理不尽な事には変わらないため、せめて何か魅力的な要素が欲しかったところ。

 

というわけで、以上がキャラクターの感想になります。

それでは、その他雑感なんかを書いて終わりたいと思います。

 

黄泉ヲ裂ク華 雑感

「課長」という呼び名について

このゲームでは、どんなにシリアスな場面でも「課長」「課長さん」と呼ばれます。

もちろん、それはそれでいいのですが、ゲームセンターCXファンにとっては、某有名芸人さんを思い浮かべてしまうのです。

ボイスもないし、せっかく名前を付けられるのに、なぜルキまでもが「課長」呼びだったのでしょうかね?

 

やり込み要素について

追加コンテンツは「やり込みDLC」と銘打つだけあって、やり込み要素はめちゃくちゃあります。

武器防具コンプ、装備品の最大強化、ステータスMax、職能点Maxなどなど…。

やろうと思えば多くのことが出来ます。

 

ただし、それに見合った「敵キャラ」が少ないです。

いくらステータスを強化しても、敵が弱すぎて持て余してしまう恐れがあるのです。

 

一応隠しボス的な存在がいないわけでもないですが、ラスボスに勝てたら普通に勝てるレベルでした。

なので、これ以上強くなっても仕方ない…という感じです。

 

ただ、僕としてはやり込みよりも、シナリオの方が気になったので、最後までプレイして良かったと思います。

 

難易度的にどうなのか?

難易度的には、比較的簡単だと思いました。

実際、Amazonのレビューを見る限りだと、「初心者向け」「入門向け」という文言が散見されます。

それについては僕も同意見です。

 

なので、この手のゲームに慣れている人の場合は、縛りプレイをする位がちょうどいいかもしれません。

ヌルさの原因はまぎれもなく「スイッチブースト」ですので、それを縛れば難易度は確実に上がるでしょう。

また、難易度もボリュームも手ごろなので、定番の「1人旅入門」としても最適かもしれません。

 

ただし、シナリオに合う合わないがある気がするのがネックですかね。

グロやダークな世界観が合う人にとってはオススメとなりますが、苦手ならオススメはしません。

 

僕は狂王が嫌いになったので、再プレイしたいとは思いませんでした。

それに、壁ドンマッピングも何気にしんどく、正直2週目はコリゴリです。

 

似た世界観のゲーム

また、今作に似たゲームとしては「真・女神転生 SJ(ストレンジジャーニー)」が挙げられます。

このゲームをプレイしていると、どうしてもSJがチラチラと頭をよぎりました。

 

SJもまたダークな世界観だったり、異世界を調査したり、未知で有益な物質を確保する、という設定が若干今作と被るのです。

 

ただ、SJの場合は古いゲームでもあり、戦闘難易度も高く、マッピングもかなり面倒だった記憶があります。

その分、濃いストーリーや、人間の深い部分に切り込んだシナリオでもあり、味わい深かったです。

 

ですので、他社の作品と比較してしまうのは申し訳ないですが、「黄泉ヲ裂ク華」においては物足さを感じました。

やり込みどうこうではなく、ただ狂王に振り回されるだけのストーリーでしたからね…。

 

最強武器 村正ゲット

あと、最強武器といわれる村正カタナもゲットできたので、晒しておきます。

入手方法は追加コンテンツ限定です。

黄泉ヲ裂ク花 村正カタナ

ラストダンジョン「狂王の城」の最上階で入手しました。

1時間もかからず3本ドロップできたのは幸運なんですかね。

ちなみに狩場はラスダンの最奥部↓

黄泉ヲ裂ク花 村正カタナ 入手場所

そして、最終的に村正装備で固められました。

主人公をなんとなく斬術工にしてよかったです。

装備品のコメントからはルキの「すごい」で溢れていてハッピーです。

黄泉ヲ裂ク花 村正カタナ2

そして、武器だけは強化値最大の+30にできたぜ!!

…と思いきや、実は最終的に「+99」が最大値となります。

黄泉ヲ裂ク華 強化

正直、これを見た時が一番絶望しました。

「村正カタナ+30」×2ですらそこそこ時間がかかりましたからね。

いったい、いくらAGが必要になるやら…。

しかも品質「金」を狙うなら、ものすごい時間を費やす必要がありそうです。

そこまでやり込むかと言われると…?

 

最終的なプレイ時間

最終的なプレイ時間は約45時間でした。

黄泉ヲ裂ク華 プレイ時間

メーカーによる説明だと、シナリオクリアが30~40時間程度。

追加コンテンツが10時間程度とありました。

僕は割とマッピングに時間かけたり、ドロップアイテムを粘ったつもりでしたが、想定内だったようですね。

レベルも全員40前後くらいなので、プレイ時間含め昔のドラクエ並という感じです。

黄泉ヲ裂ク華 探行士

公認探行士もめでたく1級。

飯場氏からはお褒めの言葉をいただけました。

 

パーティ構成について

ちなみに、本編クリア時のメンバーは以下の通りです。

前衛
斬術工(専門)
防術工(総合)
忍術工(専門)

後衛
猟術工(総合)
魔術工(専門)
聖術工(総合)

 

アタッカーの斬術工は、ひたすら物理とスキルで殴りました。

総合職では回避スキルを覚えますが、完全な物理アタッカーとして専門職を採用。

「抜き打ち」⇒「血吸い斬り」⇒「疾風怒濤」を使うだけのお仕事です。

 

また、物理壁(防御工)と回避壁(忍術工)を二枚入れて、全体的な生存率をアップを狙いました。

防御工の火力は問題なく、序盤は「盾殴り」による気絶を狙ったり、総合職になってからは「全体防御」からの「防護反撃」が強かったです。(そのために、速力ダマや運気ダマをコイツに投資することに。)

 

忍者工は、防御工が育つまでは「幻影」を使う回避要員でした。

攻撃力もそれなりに高く、二刀流&防御無視の「闇討ち」はそれなりのダメージ源になります。

後半ではアタッカー一辺倒となり、専門職の道へ。

補助技は「雲隠れ」だけで十分で、命中率ダウン&隠れては殴るのコンボでOKでした。

 

猟術工は「号令の口笛」が便利そうだと思っていましたが、予想通りかなり仕事をしてくれました。

アタッカーとしては並ですが、総合職になってからは「武器エナジー」によるバフ役も担いました。

 

魔術工は正直使いづらかったですが、貴重な「持続異術バリア」を張る役でした。

序盤は4属性攻撃を持っていた方が良いと思いましたが、ダンジョンごとに1つに絞り「1列攻撃」出来るようにしました。

「異術収束」からの「ペンタキネシス」でようやくアタッカーとして運用できるようになったのは、クリア直前になってからでした。

(後半の雑魚戦は攻撃異術習熟&ダークカタストロフ。)

 

聖術工は回復のみならず「持続スピード」が有能でした。

終盤は総合職として運用し「対強化ブレイク」「防具エナジー」を覚えさせて、バフ役に。

 

黄泉ヲ裂ク華 総評

最後になりますが、決してつまらないゲームではなかったです。

むしろ、中だるみせず、サクサク遊ばせていただきました。

単調なところはあるものの、基礎的な面白さはしっかりと押さえられていたと思います。

シナリオもエッジが効いていて、「憎き狂王と決着をつけたい」という一心から、プレイを駆り立ててくれました。

というわけで、久しぶりに熱中させていただきました。

 

また、世界観は唯一無二だとは思うので、ダークな雰囲気が好きならオススメできますかね。

 

ちなみに、僕は今作のメーカーである「エクスペリエンス」のゲームをプレイしたのは、今回が初めてでした。

調べてみると、同社の過去作と世界観を共有しているとかしていないとか…。

そのうちの2作品「蒼き翼のシュバリエ」と「新釈・剣の街の異邦人 ~黒の宮殿~」が近々Switchで同時に発売するようです。

この機会に触れてみましょうかね。

 

というわけで今回は以上になります。

また別の機会にお会いできると幸いです。