ちびまる子ちゃん 隠れた神回を紹介するの巻き

今さらなのですが、「ちびまる子ちゃん」の原作が、2021年で35周年を迎えたそうです。

それを記念して、アニメにおいて視聴者による「神回ランキング」が発表されていました。

 

ただ、そのランキングではあくまで「原作のアニメ版」が対象だったため、全話が対象というわけではなかったようです。

しかし、アニメのまる子には、まだまだ面白いお話がたくさんあったと記憶しております。

そこで今回は、ランキングの対象外作品も含めて、個人的に神回だと思うエピソードをいくつか挙げさせていただきたいと思います。

 

(ちなみに、第1期は見たことがないので、第2期”1995年~”のみを紹介していきます。)

 

第192話 理科の実験は大騒ぎの巻

放送日:1998年10月4日

神回と言われて一番に思い出したのはこれです。

まる子達が、初めてアルコールランプを授業で使うというエピソードです。

それだけの話のはずなのに、よくここまで面白く出来たなと、今でも思い出すほどの完成度でした。

 

あらすじとしては、「明日の理科の授業でアルコールランプを使うことになった」という所から始まります。

桜家とか、クラスの面々は「水の沸騰なんていつでも見れるんだから、わざわざ授業でやらなくてもいいじゃん」みたいに、めちゃくちゃディスるんですよね。

そんな風に冷めているんですが、1人だけその授業に異様な食いつきを見せる人間がいます。

それは、「たまちゃんのお父さん」です。

娘が初めてアルコールランプを使うと聞いて、「どうしても写真が撮りたい!」という衝動に駆られちゃうんです。

もちろん、授業参観でもないので、たまちゃんからは「絶対に学校にこないで!」と注意をされます。

ところが、たまちゃんのお父さんは注意を無視して学校に忍び込み、盗撮のごとく写真撮影を始めるんです。

なぜかバレずに授業は続くのですが、突如として事件が起こります。

 

クラスメートの山田がアルコールランプの火を見てだんだん怖くなり、急にパニックを起こしてしまうのです。

そのパニックのせいでアルコールランプが倒れ、なんとボヤ騒ぎが起きてしまいます!

生徒たちも火が教室中に燃え広がるところを見て、理科室は阿鼻叫喚と化します。

 

そんな中、カメラを片手に、全力疾走で登場するたまちゃんのお父さん!!

先生と協力して、生徒たちの無事を確保する事に貢献します。

 

そして消火器を構えた先生によって鎮火され、事態は無事収束…かと思いきや、まだ話では終わりません。

火事と言えば、もちろん永沢君。

ボヤ騒ぎの中で、過去のトラウマが蘇ってしまうのです。

彼もまたパニックを起こし、1人で廊下へ飛び出し、猛スピードでどこかへ走りだしました。

向かった先は「非常ボタン」!!

学校中にけたたましい非常ベルの音が響いてしまうのでした。

 

それから先生から火事の脅威はなくなったことを知らされ、落ち着きを取り戻した永沢くん。

自分が非常ベルを押してしまった事で、みんなに迷惑をかけたと反省していました。

 

それから翌日になっても、引きずって1人で悩む永沢君。

そこへ藤木君がやってきて励まします。

「きっとボヤ騒ぎを起こした山田くんが一番落ち込んでいるはずだよ」と。

ところが、山田は自分がやったことなど忘れ、いつもの笑顔で永沢の元にやってきました。

山田は自分が火事を起こしたことに、反省などみじんもなかったのです。

 

その姿を見た永沢と藤木は呆れてしまい、さらにはウザ絡みまでされる始末。

もはや悩むどころではなくなったのでした。

 

一方、たまちゃんのお父さんは、写真を撮れたことに大満足。

たまちゃんや、奥さんに怒られそうになるも、火事から生徒を救ったという事で、あまりお咎めなし。

また写真を撮りたいと、彼もまた反省の色なし、というお話でした。

ちゃんちゃん。

 

第20話 永沢君、思いがけないお手柄

放送日:1995年 5月21日

 

またまた永沢君の活躍(?)回です。

オリジナル版は当時見てましたが、26年の歳月を経てリメイクもされたようです。

永沢君が怒りを爆発させて巨大化するシーンは非常に印象的だったので、今でも覚えています。

 

残念ながらオリジナル版の映像はありませんでしたが、リメイク版の予告映像はありました。

 

~あらすじ~

家が火事になってしまい、不遇な生活を強いられる永沢くん。

家族からもハッキリと「うちはお金がない」と言われ、欲しいものも買ってもらえず、叱られてばかりいます。

ギスギスした家庭環境の中で、学校でも上手くいかないことだらけ。

クラスメートたちとの諍いばかりで、ストレスがたまり続けていきます。

 

やがて永沢君のストレスは頂点に達し、すべての怒りが爆発!!

「僕を怒らせたらどんなことになるか、思い知らせてやる!!」

わざとクラスメートを困らせるようなことを始めるのです。

 

ところが、意図的ににイジワルしようとしても、かえってみんなを助けてしまう事に。

みんなを困らせたいのに、感謝ばかりされることで、永沢くんの怒りはさらに蓄積。

そうこうしているうちに、課外授業の時間がやってきます。

 

そこで永沢君はトイレに引きこもって、授業を滞らせてやろうと画策。

思惑通り、みんなは永沢君を探す事になりました。

 

ところが、そんな時、ちょうど学校の外でダンプカーが衝突するという大事故が発生!

永沢が引きこもったおかげで、事故に巻き込まれずに済んだと、クラスメートたちからは大感謝。

こうして永沢君は自分の思惑とは裏腹に、英雄となってしまいました。

しかし、当の本人はまったく嬉しくなく、何一つ得をすることはなかったのでした。

 

小杉 神回シリーズ(クズエピソード集)

さて、お次は食いしん坊キャラ、というか意地汚いだけの小杉くんに注目していきます。

本家ランキングでは、26位に「小杉 みんなによけいな心配をかける」がランクインしていました。

 

この話は、小杉が母親から食べ過ぎを注意されるところから始まります。

しかし、小杉はその注意を受け入れず、「もっと飯が食いたい」という理由で、家族と大喧嘩するのです。

そして、小杉が夜中に泣きながら炊飯器を持って逃げだしちゃうんです。

 

その姿をたまたま見たヒロシが「小杉が何か大切なものを抱えて、家を飛び出した」と勘違いして、まる子に教えるのです。

その噂がクラス中に広がり、「小杉の身にただ事ではない事が起こった」という憶測が飛び交います。

やがては、「小杉は何か大きな悩みを抱えている」とか「実は重い病気なんじゃないか」と、徐々に噂が大きくなっていきます。

 

けれど、結局「ただ飯が食いたいだけだった」という理由が明らかになり、全員から呆れられるというオチでした。

 

しかーし、小杉くんには、まだまだクズエピソードと言う名の神回が存在します。

僕が覚えている限りでは、3本あるので1つずつご紹介していきます!

 

第181話 商店街にうなぎ屋開店するの巻

放送日:1998年7月12日

まる子たちの家の近所で、うなぎが新しく開店!

しかも、開店セールとして、大安売りで提供されるという事に!

その話を聞きつけた小杉は、なんと学校をズル早退して、うなぎ屋の行列に並びます。

ところが、そこにお巡りさんがやってきて、小杉は補導寸前の大ピンチ!

しかし、同じく行列に並んでいた友三を「自分のおじいちゃん」という事にして、難を逃れる事に成功。

 

けれど、いざ自分が買う順番になったところでウナギは売り切れてしまい、絶望する小杉。

可愛そうに思った友三は、家族の分として買ったウナギを小杉にプレゼント。

こうして話は終わったかと思いきや、開店セールは「2日」あった!!

翌日、再び小杉はズル早退を企てます。

それを察した大野・杉山コンビを始めとしたクラスメートたちは、小杉の早退を阻止しようとします。

しかし、暴走した小杉の力は凄まじく、誰も彼を止める事は出来ませんでした。

 

こうして、小杉は再びウナギ屋の行列に並ぶことに。

ところが、またしてもお巡りさんと遭遇してしますのです!!

 

今度は言い訳が出来ず、あえなく御用となり、交番まで連行されることに。

 

泣きながら反省の色を示す小杉を見たお巡りさんは、カツ丼ならぬ「うな重」をごちそうするのでありました。

 

まさか、クラスメートが警察のお世話になるという、衝撃的なエピソードでした。

 

第207話 火鉢を使おうの巻

放送日:1999年1月17日

お正月、まる子たちは火鉢を使ってモチを焼くことにしました。

その話を聞いた小杉は、自分も「火鉢で焼いたモチが食いたい」と、お年玉をはたいて火鉢を買う事に。

こうして、一文無しになった小杉は、モチを買うお金もなくなってしまいましたとさ、というオチ。

 

そして、この話はまさかの次週に続くのです。

 

第208話小杉 モチをもらう

放送日:1999年1月24日

モチの1つも買えず、火鉢を持て余し、悲しみに暮れる小杉。

そんな小杉に同情したまる子は、たまたま新潟の親戚から貰ったモチを分けてあげる事にします。

こうして念願の火鉢でモチを焼いて、ウキウキ気分の小杉。

ところが!

食べる直前になって、両親がやってきます。

モチを見た小杉父は、「ちょうど3個あるので、1人1個食べよう」と提案。

しかし、小杉は「俺が貰ったモチだ!」と言い張り、独り占めしようとするのです。

 

そんな食い意地のはった小杉は家族と大喧嘩し、最終的にこんな風になってしまうのです。↓

「親よりもモチが大切だぁ!」
「親の癖に子供の餅をとろうとするなんて、そんな親いらないぞぉ!
「今すぐ死んじまえぇーッ!!」

・・・などなど、名言のオンパレードが飛び出します。

特に、「今すぐ死んじまえ」のインパクトがものすごい。

 

そんな暴言の結果、小杉は突き飛ばされ、火鉢は倒れ、大惨事に。

雨の降りしきるなか、モチは外へと捨てられてしまうのでした。

最後に、お説教される小杉をバックに、泣きながら火鉢の後始末をする母が、視聴者の哀しみを誘います。

 

・・・以上、珠玉のクズエピソード3点でした。

他にも夏の炎天下の中、小杉がアイスを買い食いしすぎて、腹痛を起こして倒れるというお話もありました。

仕方なく、大野君たちが台車を使って家まで運ぶのですが、それだけの話でした。

「それで終わるんかい」みたいなものもあったのですが、それはそれで自由度が高くて面白かったですねぇ。

Wikipediaを参照すると、00年以前までのほとんどが、さくらももこ氏による脚本だったみたいです。

道理で面白かったわけです。

 

第183話 「いつもとちがうメンバー」の巻

放送日:1998年8月2日

さて、かなり変化球な内容なのが「いつもとちがうメンバー」というお話。

なにが面白いかって、まる子たちが「サザエさんごっこ」を始めるところなんですよ。

まさか、まる子を見ていて「サザエさん」というワードが出てくるとは思いませんでした。

同じフジテレビだからこそ、なせる業ですね。

 

とはいえ、話の内容としては、ただの「前田さん回」でしかないんですがね。

前田さんがしゃしゃり出てきて、当然のように「サザエさん役」を奪い、傍若無人に振舞っていく展開です。

まる子はフネ役だったり、小杉がタマ役だったりと、それぞれ役があてはめられていきました。

しかし、みんなあまり役通りに動かないせいで、前田さんは終始イライラ。

怒鳴ってばかりいて、ケンカが絶えず、残念ながらごっこ遊びは成立しなかったのでした。

 

ちなみに藤木君はマスオさん役、笹山さんはタラちゃん役。

なので、藤木だけは「笹山さんと親子なら良いかぁ…」とほくそ笑むシーンもありました。

藤木君に関しては、これ以外にも、笹山さんの事となると、時々変態じみた言動が垣間見れます。

卑怯とばかり言われている藤木君ですが、実は「ムッツリスケベ」でもあるのです。

 

第152話 もしもまる子が花輪家の子供で花輪クンがさくら家の子供だったら

放送日:1997年12月21日

クリスマススペシャルとして放送された回。

 

タイトル通り、もしも、花輪君とまる子の生活が逆転したら?というお話です。

まる子は裕福な暮らしをする一方、花輪君の生活はかなり不遇だったことが描かれて行きます。

 

特に印象的なのは、オープニングテーマの替え歌。

当時は、カヒミ・カリィの「ハミングが聞こえる」がテーマソングでした。

なんとこの回限定で、「花輪君バージョン」の替え歌が使われるのです。

 

ただし、自分の記憶はこの辺が限界なので、詳細は下記のサイトをご参考下さい。

もしもまる子が花輪家の子供で花輪クンがさくら家の子供だったらの巻(ちびまる子ちゃん)

 

第121話 山根くん 大あばれ

放送日:1997年5月18日

これは、山根君が「ガチギレ」する場面が印象的なお話です。

 

ある日、父親に怒られてしまった山根君。

山根君は繊細な性格をしているのですが、父はその正反対の性格で、かなりのスパルタ気質。

そのため、父親は子供の心を全く理解しようとせず、山根君は辛い思いをしました。

 

傷心の彼は、クラスメートたちに相談を持ち掛け、事情を説明します。

ところが、永沢をはじめ、自分よりもお父さんを擁護する声が多数上がりました

 

自分が全く理解してもらえない事に、山根君はついにブチギレて、鬼のような形相に豹変

教室の机や椅子を投げまくり、手が付けられなくなるのでした。

 

その後、我に返った山根君は途方にくれます。

けれど、なんやかんやあって、反省したクラスメートと、お父さんとも和解。

 

繊細な子ども心と、厳しい親が理解を深める場面などが描かれ、「親子の良い話」に落ち着くのでした。

「美味しんぼ」にもよくある展開なのですが、僕はこういう話が好きです。

 

一応、この自分の記憶よりも詳しく書かれたサイトがありましたので、ご参考下さい。

【ネタバレ】第121話「山根くん 大あばれ」の巻

 

第238話 夏休みの思い出

放送日:1999年8月29日

さて、今までギャグ回を多めに紹介してきましたが、それ以外の話ももちろんあります。

個人的にもっとも外せないのは、「夏休みの思い出」というお話。

僕は「ちびまる子ちゃん」における感動話はあまり好きじゃないんですが、この話だけは別でした。

感動というよりも、「ちょっと切ない恋」を描いた話というのが、正しいのかもしれませんが。

 

さて、これは珍しく「杉山くん回」でもありました。

それに加えて「りえちゃん」というゲストキャラも参加するのが大きな見どころ。

 

夏休みを舞台に、まる子やたまちゃんといったメンバーで遊ぶのはいつも通り。

その中で、ところどころ杉山くんとりえちゃんがいい感じの雰囲気になるんですよね。

とはいえ小学生なので、意地悪をしたりとか、ケンカっぽくなるんですが、それもまた微笑ましかったり。

 

最後はお互い惹かれ合うように見えるのですが、いわゆる「ひと夏の恋」みたいな感じで切なさを感じる終わり方でした。

非常に情緒的な話なので、見たことがないタイプの話でした。

当時、まる子同様に小学生だった僕も、転校生だった初恋の人を重ねて見ていました(隙あらば自分語り)。

 

また、作中ではドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」が効果的に使われます。

僕もそうなのですが、これでドビュッシーを初めて知った当時のキッズも多かったのではないでしょうか。

ちなみに、脚本はさくら先生ではなく、大前典子氏という方でした。

 

その他、面白エピソード

さて、残念ながら、ここからはさらに記憶が曖昧なので、書くのか悩みました。

ただ、「神回」と銘打つなら欠かせない存在「中野さん」絡みなので、最後にざっくりと書かせていただきます。

 

第214話 「おじいちゃんの照れ屋の友人」の巻

これは恐らく、あの「もじもじ爺さん」こと、「中野さん」が初めて登場した回だと記憶しています。

表面ではもじもじしているくせに、内面では割と毒づいているというギャップが彼の魅力。

 

また、周囲からは無慈悲ともいえる程のプレッシャーを与えられ、いつも追い詰められる中野さん。

しかし、意図せずともそれ以上の成果を出してしまい、結果的に周囲から高い評価を得る、とうというのが当初の中野さんでした。

 

そして初登場にして、かなりの爪痕を残し、今後も度々登場することになるのでした。

 

第216話 佐々木のじいさんの花を見に行く の巻

これは、あの温厚で優しい佐々木のじいさんがマジギレするシーンがあった…はず。

この回も確か中野さんが登場します。

タイトル通り、佐々木のじいさんに招待された友三とまる子。

中野さんも一緒にお呼ばれするも、相変わらず内面では毒づいたりしていました。

 

けれど、佐々木のじいさんのひた向きな気持ちを見て、中野さんの心は動かされます。

ところが、木を大切にしない若者を見た佐々木のじいさんが一気に豹変

温厚な態度からマジギレするというギャップを見た中野さんはショックを受ける…みたいな話だったはず。

 

すみません、この話は「ちびまる子ちゃん さくらももこ脚本集」に収録されているそうなので、いずれ確認いたします。

 

「勝ち抜き!!家族対抗俳句合戦」の巻

さて、最後に紹介するのは2000年に放送されたスペシャル回です。

内容はまさかの「俳句バトル」。

トーナメント形式で、お互い家族の代表が1人ずつ俳句を読み合って、得点を競いあうというルール。

キャラクターの性格が出る俳句がそれぞれ読まれて行くので、当時は爆笑しながら見ていました。

 

そして、優勝したのはやはり「中野さん」でした。

ぽっと出でキャラかと思いきや、2000年のスペシャル回の大トリを務めるという雄姿を見せてくれた彼。

そこに痺れますし、憧れます。

 

さくらももこ先生の脚本がものすごく光る回でした。

 

隠れた神回を紹介するの巻き おわりに

というわけで、以上が個人的に「神回」だと思うエピソードの紹介でした。

放送当時はDVDもなく、VHS(ビデオテープ)の時代でした。

 

家族が僕たちの為に録画していてくれて、子供の頃は好きなエピソードを何度も見返していました。

その記憶を頼りに書いたため、多少誤りがあると思うのですが、その点に関しては申し訳ございません。

 

一応今でもどこかに保管はしてあるものの、VHSでは再生手段が限られております。

ですので、すぐには難しいですが、いずれは確認して、記事の修正は行わせていただきたいと思います。(しないかもしれませんが。)

 

さて、今回は以上です!

また別の記事でお会い出来たら幸いです。