FFT 全チャプターのストーリー解説・考察

FFT

FFT(ファイナルファンタジー タクティクス)のざっくり解説&考察です。

なるべくストーリーの要点に絞り、主要メンバー以外の紹介は省いています。
(例えばアルガスとか、アルガスとか。)

アルガスファンの皆さま、お許しください!

というわけで、FFT解説スタートです。 

FFT プロローグ

これは「イヴァリース」と呼ばれる国が舞台。

イヴァリースの歴史には、英雄と呼ばれたディリータ、そして異端者と呼ばれた大悪党ラムザという2人の青年がいました。

しかし、近年「本当はラムザこそが真の英雄だ」という説が浮上しました。

「果たしてどちらが真実なのか!?」

「この先は、キミの目で確かめてくれ!!」

…という過去をさかのぼるお話なのです。

FFTの時代背景

さて、舞台となるのは、ラムザたちの生きていた時代のイヴァリース(畏国)。

この時代、治安がめちゃくちゃ悪いです。

その理由は先の「五十年戦争」で敗戦したことが原因です。

五十年戦争は、本編ではほとんど描写はありませんが、結構重要なので解説していきます。
(ちなみにチャプター1の酒場の噂話で確認できます。)

50年戦争とは何か?

五十年戦争とは、イヴァリース(畏国)とオルダリーア(鴎国)と呼ばれる国との領土争いの事。

その名の通り50年も続いた長い戦争です。

戦況は畏国側が不利だったものの、結果としては「和平協定」をこぎつけました。

その背景には、畏国の保有する北天騎士団率いる「バルバネス」、南天騎士団率いる「雷神シド」等の活躍があったからでした。

そして戦争終結に至ったのは、バルバネスの子息である「ザルバッグ」の奮闘によるものです。

しかし、和平協定とはいっても、事実上はイヴァリースの敗北。

賠償金の支払いなど、貧困に苦しむ結末となったのです。

また、戦時中は「骸騎士団」と呼ばれる義勇軍がいました。

しかし、彼らは命を懸けて戦ったのにも拘らず、見返りは何もなし。

そればかりか、仕事も失われ、盗賊として生きるほかありませんでした。

そして元義勇軍「ウィーグラフ」を筆頭に「骸旅団」を名乗り、各地を荒らしまわるようになりました。

こうしてイヴァリースは飢えと貧困、そして盗賊の蔓延る治安の悪い国となったのです。

・・・さて、そんな時代背景もありながら、いよいよ主人公のラムザ君の登場です。

chapter1「持たざるもの」を解説

ラムザ君は五十年戦争でも活躍した「バルバネス・ベオルブ」を父に持つ超名門の家系です。

2人の兄を持ち、どちらも実力者。

長男・ダイスダーグは、バルバネスの後を継がず軍師として活躍中。

(腹黒い性格で、だいたい悪い事が起きるのはコイツのせい。)

次男・ザルバッグはベオルブの名に恥じぬ聖騎士です。

そして三男のラムザ君は腹違いの兄弟であり、序盤まだ「騎士見習い」。

彼らの住むガリオンヌは特に治安が荒れていて骸旅団の温床でした。

そのため「北天騎士団を総力を上げて潰すが?」という大規模な殲滅作戦が開始されようとしていました。

ラムザの初陣は骸旅団殲滅作戦…の前哨戦でした。

親友のディリータと共に、盗賊集団・骸旅団をやっつけろ!!

・・・そんな風に息巻くのですが、徐々に雲行きが怪しくなっていきます。

それは、ラムザたち貴族に対して向けられた激しい憎悪がきっかけでした。

貴族は裕福な暮らしをする一方、悲惨な思いをする者も存在していました。

今まで安全で安心な暮らしをしてきたラムザにとって、初めて「現実」を思い知ったのです。

また、戦いの中でラムザたちは「彼らは本当に敵なのか?」と考え、骸旅団らに剣を振るう事へ疑問を持ち始めていきます。

そして、もう1人の主人公であるディリータも同様でした。

ディリータは平民出身ですが、バルバネスの厚意により、貴族としての生活を送っています。

しかし、世間では平民がまるで家畜扱いを受けている事への罪悪感や葛藤を覚えるのです。

そして、そんな二人に悲劇が待ち受けていました…。

chapter1 ラスト

それはディリータの妹・ティータの死でした。

殲滅作戦中、ベオルブ家に骸旅団が侵入してきたのです。

その際、ティータが人質に取られてしまいました。

ベオルブ家の者と勘違いされたためです。

ディリータはその誤解を解き、妹の解放を求めます。

しかし、骸旅団は応じず、ベオルブ家への脅しの材料として利用する事に。

ところが、ザルバッグは「北天騎士団は盗賊に屈しない!」という姿勢を崩しませんでした。

そして、躊躇いなくティータと共に旅団員を殺すことを選択。

自分の妹を殺されたことで、ディリータは怒り狂います。

ラムザとしても、自分の兄の冷酷な選択に、ショックを受けるのです。

それと同時に、旅団殲滅作戦もほぼ終結。

頭目であるウィーグラフは消息を絶ち、表立った活動はなくなりました。

しかし、現実を知ってしまったラムザは、もはや今まで通り「貴族」として元の生活へ戻る事は出来ず、ベオルブ家には戻りませんでした。

それまでの地位や暮らしを棄て、当てのない傭兵としてその身をやつすことに。

一方、ディリータもこの世の真理に気づきます。

それは王家や貴族たちのような「利用するもの」と、平民のような「利用されるもの」の2種類の人間がいる事です。

そして、ディリータは「自分も利用する側になる」という大きな野望を抱くようになるのでした…。

イヴァリースの王家について

さてchapter2の解説の前に、このゲームでちょっと複雑な「王家」のお話もしておきましょう。(超重要なので。)

五十年戦争後、イヴァリース全土を治めているのは王である「オムドリア3世」です。

しかし、彼は意思も弱いし身体も弱いダメ男。

一方、彼の妻である王妃「ルーヴェリア」は独裁者のような鬼女。

実質的には王妃が実権を握っていました。

そして、ゆくゆくは2人の子供である「オリナス(2才)」が王位を継承する…はずでした。

実はここに大きな問題があります。

それは、王位継承者が「2人」いた事です。

実は、ダメ男オムドリア3世には腹違いの妹「オヴェリア」がいました。

オヴェリアもまた王家であり、正統な王位継承者です。

オリナスとオヴェリア、果たしてどちらが王位継承をするのか?

それこそが後の「獅子戦争」と呼ばれる戦争の種となるのです。

しかも、オムドリア3世は病気を患っていて、今にも死にそうな状態にあります。

その死を見越して「後見人(摂政)」の座を狙っているのは「獅子」と呼ばれる2人の男。

1人はルーヴェリアの兄である「ラーグ公」。通称・白獅子。

彼はオリナス(妹の子)を即位させ、実権を握るつもりなのです。

また、ラーグ公はベオルブ家の住むガリオンヌを統治していて、北天騎士団も彼の支配下にあります。

特にラムザの兄ダイスダーグとは幼馴染であり、交流も深いです。

もう1人は「ゴルターナ公」。通称・黒獅子。

ゴルターナ公は、王であるオムドリア3世の「従兄弟」。

彼はオヴェリアを即位させて後見人になろうというつもりです。

また、雷神シドを筆頭にした「南天騎士団」を配下に置いています。

果てして一体どちらが勝つのでしょうか…?

暗躍するラーグ公&ダイスダーグ

まず先に動き出したのは、ラーグ公とその友達ダイスダーグです。

彼らはこう考えました。

「オリナスが王位を継げば丸く収まるのに、オヴェリア邪魔過ぎない?」

そして、オムドリア3世の病死後、権力争いは大きく動き出すのです…。

chapter2「利用する者される者」の解説

ダイスダーグの描いたシナリオ。

それはオヴェリアを暗殺し、オリナスを王位につかせることです。

とはいえ、暗殺がバレたらとんでもないことになります。

そこでダイスダーグは「そうだ!暗殺はゴルターナがやった事にしよう!(名案)」と考えます。

つまり、自軍(北天騎士団)に「ゴルターナ軍」のフリをさせ、オヴェリア誘拐&殺害をさせるのです。

そうすれば、ライバルであるゴルターナは王女誘拐&殺害の罪で失脚間違いなし!

邪魔者は完全に消えて一石二鳥にもなるという優れた悪事です!
(ついでに、誘拐に関与した者も口封じのため皆殺し!)

こうして始まった、ダイスダーグ自作自演の狂言誘拐。

ところが、その目論見はラムザ、そしてディリータによって阻止されます。

ラムザ的には、そんな悪事は絶対に許さないからです。

一方、ディリータは、とある筋から狂言誘拐の情報を事前に知っていて、暗殺を防ごうとしていました

そんな弟・ラムザの裏切りにダイスダーグは激怒。

「邪魔するなら王女ともども殺しても構わん!」と、ダイスダーグはなおも暗殺作戦を続行させます。

その一方で「一体誰が狂言誘拐を邪魔してきたのか…?」と疑念も抱くように。

ラムザ側の動きとしては、王女を匿うべく「グレバドス教会の枢機卿」を頼る事にします。

教会ならば中立なので、両軍とも迂闊には手を出せないと考えたからです。

しかも枢機卿はかなりの人格者なのでこれなら安全!

・・・かと思いきや、残念ながら枢機卿とダイスダーグは裏で繋がっていました。

彼らの間で、王女の引き渡しの約束を済ませていたのです。

その一方で、枢機卿が見返りとして求めていたのが「聖石(クリスタル)」と呼ばれるものでした。

果たして、枢機卿の求める聖石とはいったい何なのか…?

「聖石」について

ではここで、軽く聖石についても触れておきましょう。

「聖石」とは、イヴァリースで語られる伝説「ゾディアックブレイブ」に登場するアイテムです。

大昔、イヴァリースを滅ぼそうとした魔神を倒すべく集まった12人の勇者。

彼らは1つずつクリスタルを所持しており、黄道十二宮(ゾディアック)の紋章が刻まれていました。

魔神を倒したのち、そのクリスタルはゾディアックストーン=「聖石」と呼ばれるようになったのです。

しかし、それはあくまでお伽話の類であり、本当に聖石が存在するとはほとんど知られていませんでした。

そして、ラムザは旅の途中で出会った機工士の青年ムスタディオから、聖石を手に入れる事になったのです。

枢機卿の狙いは、まさにラムザの持つ「聖石」なのです!

聖石は邪悪なものだった!?

枢機卿は王女を餌にしておびき寄せ、ラムザを殺すことで聖石を奪おうと目論みます。

しかし、ラムザの戦闘力が高すぎてそれもまた失敗。

枢機卿の裏切りを知ったラムザは、オヴェリア奪還のため敵の住まう城へと乗り込みます。

待ち構えていた枢機卿は、聖石の力で異形の悪魔「ルカヴィ」に姿を変え襲い掛かってきます。

実は「聖石」とは伝説とは違い「悪魔」を呼びよせる邪悪なアイテムでもあったのです!!

その事実を知ったラムザですが、当然のようにルカヴィを返り討ち!

そして、オヴェリアを探すも、残念ながらその姿はありませんでした。

実は彼女には、もう1つ別の組織が接触してきたのです。

ディリータと教会

王女を連れ去ったのは、ディリータそして「ヴォルマルフ」と呼ばれる男です。

彼らもまた、枢機卿と繋がっていたのでした。

ディリータ達の意図は追々話すとして、彼らはオヴェリアの秘密を明かします。

それは「本当のオヴェリア」はすでに亡くなっているという衝撃の事実です!

今のオヴェリアは、「王女の身代わり」として仕立て上げられた「素性不明の娘」にすぎないのです。

これは、王妃ルーヴェリアに対抗した元老院(国会)の仕業でした。

その目的は、独裁的な王妃ルーヴェリアをいつの日か失脚させるため。

その事実を知り、これまでの王女として生きてきたアイデンティティが崩壊。

オヴェリアは崩れ落ちます。

ただの傀儡でしかない事を知ったオヴェリアは、ディリータたちの言いなりになるしかありませんでした。

その後、ディリータは「偽の南天騎士団員」としてゴルターナ公の元へ潜り込み、王女を差し出します。

そして、オヴェリアを即位させることを提案し、ルーヴェリアを王女誘拐の罪で幽閉する事となったのです。

そんなラーグ公に対し、当然のようにラーグ公は反発。

「オリナスこそが正統な後継者だ!」と声を上げます。

その結果、ついに二人の獅子がぶつかり合う事となりました。

「獅子戦争」の開幕です!
(名前は立派ですが、ただの醜い権力争いでしありませんけどね!)

chapter3「偽らざる者」の解説

さて、戦争が起こったからと言って、すぐに決着がつくわけではありません。

案の定膠着状態で、平民たちは飢えと重税に苦しむばかり…。

一方、ラムザはと言うと「獅子戦争を陰で操る存在」に気づき始めました。

ディリータといい、枢機卿といい、何か裏でうごめいているのではないかと推察したのです。

その事を、次兄ザルバックに相談するも、彼はダイスダーグの悪事をまったく理解すらしていませんでした。

しかも「兄を信じらないとは何事か!」などとブチ切れらてしまいます。

その上、ラムザの元に異端審問官がやって来て、枢機卿殺害の容疑をかけられます。

否定するも、ラムザは一方的に「異端者認定」されるなど、踏んだり蹴ったり。

しかも、異端審問官も「聖石」の事を知っているようで、それについても問い詰められます。

そんな中、唯一の味方は、妹のアルマでした。

彼女も加勢して、異端審問官たちを撃退!

その後、ラムザは「聖石」の事が気になり、アルマに相談する事に。

「もしかしたら、戦争の背後にいるのは”教会”では…?」と見当をつけます。

アルマも聖石のありかを1つ知っていて「オーボンヌ修道院」にあると、ラムザに伝えます。

ただし「異端者は修道院に入れない」と言って、ラムザと共に危険な旅に同行する事に。

修道院襲撃!

ラムザたちが修道院へ向かうと、読み通りすでに教会の手の者たちが侵入していました。

院長である神学者シモン先生は、酷いケガを負っていました。

そして彼の口から、聖石集めを企てている「黒幕」が明かされます。

その黒幕とは、教会のトップである「教皇フューネラル」です。

フューネラルの狙いは、邪魔な2大勢力(北天・南天騎士団)の共倒れです。

その際、漁夫の利を得る形で、現在衰退している教会の権力を取り戻すことが目的なのです。

それを聞いたラムザは、修道院奥底にあるという聖石を探しに向かいます。

向かった先に待ち構えていたのは神殿騎士たち。

その中にはかつて骸旅団のリーダーだった「ウィーグラフ」の姿もありました。

彼らとの戦闘の末に勝利するラムザでしたが、途中でアルマを連れ去れれてしまうというミスを犯してしまいました。

また、ウィーグラフは死の間際に「聖石」が反応します。

そして、聖石の邪悪な力によって、ウィーグラフは「魔神ベリアス」へと姿を変え「ルカヴィ」の仲間入りを果たしてしまうのです。

ベリアスの去った後、ラムザはシモン先生から「ゲルモニーク聖典」というキーアイテムをゲットします。

ゲルモニーク聖典とは

ゲルモニーク聖典には「グレバドス教会が不正をしている事」が書かれていたのでした。

なんでも、イヴァーリスにおける「聖アジョラ」は神の御子と信じられていて様々な奇跡を起こしたと信じられるキリスト的存在です。

ところが、聖典ではアジョラの真の姿が描かれてました。

アジョラは神の御子などではなく「ただの革命家の1人」でしかなかったのです。

教会の不正を暴くという切り札を手にしたラムザは、妹アルマの奪還を目指すと共に新たな戦地へと赴きます。

一方、神殿騎士のリーダーである「ヴォルマルフ」もまたラムザの持つ「聖石」と「ゲルモニーク聖典」を狙っていたのでした。

ちなみに、教皇フューネラルと神殿騎士ヴォルマルフは同じ組織ではありますが、それぞれ違う目的を持って行動しているのです。

chapter4「愛に全てを」の解説

ラムザはこれまでの経緯から、獅子戦争を裏で操る黒幕は「教会」である事に気づきます。

その事実を確認するべく、ラムザはかつての友「ディリータ」の元へと訪れる事にします。

実はディリータは表向きは「南天騎士団員」ですが、本当は「教会によって送り込まれたスパイ」として活動していたのです。

ディリータは、教会が戦争を起こした事や、権力を取り戻して国を支配しようとしている、という目論見についてラムザに打ち明けます。

一方、教会に所属するディリータにはまた別の目的があるらしく、それぞれ行動を別にする事に。

ディリータの真の目的は、自らが平民の出である事を利用して「民衆の中から生まれた英雄」となってイヴァリースを平定する事です。

そのために全てを利用し「オヴェリア」を王女にする事もその目的の1つでした。

一方、ラムザは目の前の悪事を見過ごせず、ひたすらに真実を追い続けました。

その志を共にのは次兄ザルバックでしたが、長兄ダイスダーグの手によって始末されてしまうことに。

ダイスダーグも倒れた際、ルカヴィへと融合しますがこれもまたラムザは撃破します。

そんな戦いの末、ラムザが突き止めた真の黒幕は「教皇フューネラル」ではなく「ヴォルマルフ」だったのです。

戦争を仕組んだことは教会の仕業ではありますが、あくまでフューネラルは「人間としての欲望」が根源にありました。

一方、ヴォルマルフの真の姿はルカヴィのリーダーである「統制者ハシュマリム」なのです。

ハシュマリムの目的は「血塗られた堕天使(聖天使アルテマ)」の復活でした。

アルテマを復活させるためには大量の生贄が必要になるため、教会の起こした戦争を利用したのです。

戦争だけでは足りませんでしたが、ハシュマリムは自らの命をも犠牲にする事で、アルテマを現世に呼び戻します。

そしてラムザはこれらを撃破し、散り際にアルテマからは「かつて自身を倒した者の末裔」と言われますが、その詳細は不明のまま物語は終わるのです。

生死不明となったラムザは異端者としての汚名を着せられ、イヴァリースの王となったディリータが統治する事が正史として語り継がれるように。

しかし、後の歴史学者により「ラムザ」こそが真の英雄である事が世に広まるのです…!!

というわけで、FFTのざっくりストーリー解説はこれにて終了です。

かなり割愛しましたが、オルランドゥとかオーランとか出てないやん!と思われる方は、ぜひプレイしてみましょう。

次は考察パートに移っていきます。

といっても、オマケ程度ですけれど。

考察①FFTのラムザやディリータは生きている?

ラムザは最終戦の際、生存したのか死亡したのかで意見が割れていました。

しかし、公式において生還したことが判明したため、ファンを安堵させたとかしないとか。

ついでにディリータとオヴェリアはお互い刺しあうという悲惨な結末を辿りますが、その時点ではどちらも生きているらしいです。

松野:それも昔どこかのインタビューか何かで答えた気がしますが、ディリータもオヴェリアも、あのときあの場所では死んでいません。ただ、その後にオヴェリアは死に、ディリータは孤独に治世をしていくことになります。

https://dengekionline.com/elem/000/001/911/1911654/

ネットがなかったら、一生知りえなかった事実でした。感謝。

考察②アルテマの目的は未だによく分からない

このゲームで一番の謎は「アルテマの目的」です。

そもそも堕天使アルテマがどういう存在でどんな目的なのかはゲーム内で明記されていません。

一応、他のルカヴィ的には「現世と行き来するために必要な存在」らしいので、彼女自身も「世界の支配」が目的だったのでしょうか。

また、アルテマとアジョラのそもそもの繋がりもよく分かっていません。

ただ、アジョラも生前に「ゾディアックストーン」を集めていたらしいので、ウィーグラフたちと同様に「ルカヴィ(アルテマ)と融合」した可能性もあります。

そして、かつて融合したアルテマを「ラムザの末裔」が倒した、というストーリーが考えられるのです。

考察③ゾディアックブレイブって逆だよね

FFTで語られるゾディアックブレイブの伝説と、ラムザの体験するゾディアックブレイブの対比が異なるのも面白い所です。

伝説では、ルカヴィを倒した勇者たちが元々聖石を「持っていた」という風に語られるのです。

しかし、実際は勇者たちがルカヴィを倒した後に聖石を「手に入れた」というのが真実です。

つまり、聖石を最初に持っていたのはルカヴィ達の方なのです。

ラムザたちも同様の手順で聖石を手に入れた事を考えれば、「ゾディアックブレイブ」の真実も明らかになると思います。

ちなみに「使い方次第」では人を生き返らせるなどの奇跡も起こせるため、聖石はルカヴィが作ったものなのか否かは残念ながら分からずじまいです。

FFT ストーリー解説のまとめ

FFTは濃厚なストーリーもさることながら、シミュレーションゲームとしてもFF5並の自由度で遊ぶことができる神ゲーだと思っています。

唯一残念なのは、現行機がスマホでしなかない事です。

あれだけリメイクが大好きなメーカーのくせに、FFTは未だにほったらかしなのはなぜでしょうか。

Steamやswitchで早く遊べるようにして欲しいと切に願います。

ちなみに、僕はこの記事を書くためにPS3を引っ張り出してゲームアーカイブスをDLしました。

昔かなり遊んだので、今回は「たたかう&魔法縛り」という変わったプレイで楽しみました。
(使用できるのは拳術・投げる・引き出す・風水です。)

今でも楽しく遊べる名作だと思うので、現行機でのリメイクか移植、お待ちしております!