「ダサい」と言われがちなオタクファッション。
僕はいわゆるそれに該当していました。
しかし、今まで自覚がなく、他人から指摘されるまで気づいていませんでした。
最初は気にしていなかったもの、年と共に服のダサさを指摘される回数も増え「これはヤバいんじゃないか?」と実感するようになりました。
そんな風に悩んでいた時期に、運よくアパレル関係の仕事をしていた女性と知り合い、アドバイスをもらう事となりました。
その女性が現在の妻となり、僕は妻のおかげでオタクファッションからある程度脱却することができました。
というわけで今回は「なぜ、オタクの服はダサくなってしまうのか」という点と、その改善方法について、ほぼ妻の受け売りで考えていきたいと思います。
Contents
服がダサくなってしまう理由
まず、服がダサくなってしまうのは、1つの大きな理由があります。
それは、「おしゃれに関する圧倒的な知識不足」という点です。
おしゃれで大切になるのは、センスを磨く云々ではなく、まずは基礎基本となる「知識」を得る事だそうなのです。
そして、僕は全くその知識がなく、「なんとなく」だけで服選びをしていたのでした。
例えば、おしゃれの基礎知識として「適切な服のサイズ」というものがあります。
僕は今までそんなサイズなんて気にしたことがありませんでしたし、「それって関係ある?」っていうレベルでした。
しかし、勉強を始めると、今までの服選びが大きく間違っていたことが分かったのです。
つまり、ダサいと言われてしまう原因は、単なるボクの知識不足だった、というわけです。
オタクがダサいわけではない!
そう考えると、オタク=ダサいというよりかは、「おしゃれの知識が圧倒的に不足している」からこそダサい、と言い換えることもできます。
実際、服がダサいと言われる人は、別にオタクに限った話ではないのです。
では、なぜオタクが特にダサいのかと言われると、基本的に自分の興味のある事しか追求しないため、結果として「服に無頓着」になると考えられます。
よって、オタクが全員ダサいというのは完全な偏見でしなく、知識さえ身に着ければ誰でも「ダサい服」から卒業することが出来る、というわけです。
したがって、今回は「おしゃれに関する知識を増やす」という事が「改善策」という事になります。
そこで今回は、基礎中の基礎となる「服のサイズ」と「色の選び方」をピックアップして紹介していきたいと思います。
自分に合う服のサイズとは
というわけで、まずは重要な基礎知識である「服のサイズ」からお話していきます。
「服のサイズ」とは何かというと、SサイズとかMサイズの違いではありません。
服のサイズは「オーバーサイズ」「タイトサイズ」「ジャストサイズ」に分けらているのです。
オーバーは大き目、タイトは細め、ジャストはその中間で作られた服です。
例えば、同じMサイズの服でも「ジャストサイズ」、「オーバーサイズ」の服があり、形が全く異なるのです。
試しに楽天などで「メンズ オーバー 服」で検索した場合と、「メンズ 細身 服」で検索すると、その違いは一目瞭然です。
それが「服のサイズ」の違いなのです。
また、ボトムス(ズボン)も同様で、同じように「オーバーサイズ」「タイトサイズ」「ジャストサイズ」が存在します。
その組み合わせによって、服装は大きく変わるのです。
※ちなみに、上半身に着る服を「トップス」、下半身に着る服を「ボトムス」というのが一般的だそうですので、今回はそのように表記します。
骨格診断をしてみよう!
似合うサイズの服、似合わないサイズの服というのは、人によって異なります。
「似合う服」の決め手となるのは、実は「骨格」にあります。
その人の骨格に似合わない服を着ているとダサイ、という事になりえるのです。
ただ、いきなり骨格と言われても「?」となってしまうかもしれません。
しかし、これからご紹介する「骨格診断」によって、自分がどのサイズが似合うのかが分かるのです。
というわけで、まずはどんな骨格なのかを、下記のサイトで診断してみましょう。
さて、診断は終わられましたでしょうか?
骨格はそれぞれ「ストレートタイプ」「ウェーブタイプ」「ナチュラルタイプ」の3つに分けられています。
というわけで次は、そのタイプ別に、どのサイズの服が似合うのかを見ていきましょう。
①ストレートタイプ
まずは、「ストレートタイプ」と呼ばれる骨格です。
これは筋肉質で、「がっしりとした骨格」となります。
この場合は、「ジャストサイズ」の服が最も似合います。
つまり、上下ともに「普通サイズ」の服を着る事で、ベーシックなスタイルとなります。
逆に、オーバーサイズやタイトサイズは、あまり似合いません。
筋肉質な人が大き目の服を着ると、体の大きさがより目立つようになりなってしまうからです。
②ウェーブタイプ
これは筋肉が付きにくく、「細身の骨格」です。
この場合、上下ともに体のラインを強調するために、「タイトサイズ」の服が似合います。
もしくは、トップスをオーバーサイズにして、ボトムスをタイトにするとバランスが整います。
すると、いわゆる「Yライン」というスタイルになります。
(この○○ラインというスタイルについては下記でご紹介します。)
また、おしゃれのポイントである「首、手首、足首」の3点を露出した方が奇麗に見える骨格でもあります。
ですので、手首を出す七分丈のトップスや、足首を出すロールアップしたボトムスもオススメです。
もちろん、ジャストサイズもOKです。
③ナチュラルタイプ
ナチュラルタイプは、脂肪が付きにくく、角ばった骨格です。
骨太で、モデルに多かったりします。
首すじや、関節部分が大きく目立つ人が当てはまります。
ジャストサイズでもOKですが、骨っぽさを隠すように、上下ともに「オーバーサイズ」な服装が特に似合います。
しかし、上下ともにタイトにするのは、やや貧相な印象を与え、もしするならばかなり上級者向けのオシャレとなると思います。
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さて、いきなりたくさんの説明をしたので、疲れてしまったかもしれません。
「たかが服のサイズでしょ?」と思っていた僕にとって、まさか「服のサイズ」や「骨格」が大事だとは全く思っていませんでした。
こういった知識をまるで無視して服を着ていれば、そりゃあ「ダサイ」と思われても仕方がないですよね。
しかし、おしゃれへの道はまだまだ遠かったりします。
次に重要になるのが、「服の色の選び方」についてです。
服の色合いについて
例えば、オタクのファッションは「全身黒ずくめになりがち」だったりします。
確かに、オールブラックコーデというのもあります。
しかし、その場合は、素材や質感を変えたりする必要があるのです。
例えば、上がダウン生地ならば、下がスキニーやデニムに変えると、だいぶ雰囲気はいい方向へと変わるはずです。
ただ、これは「ドレス・カジュアル」とか、「似合う素材の選び方」のお話になってくるので、後述します。
服の色は3色まで!
一色で作るオールカラーコーデだけが全てではありません。
色の組み合わせとしては、「モノクロ」のようなツートーンカラーで作る服や、3色コーデなどが一般的です。
そして、上下合わせて3色までに揃えるのがセオリーなのです。
多くても4色程度に抑え、それを超えてしまうと、まとまりがなくなってしまうからです。
ちなみに、世間には派手なガラのトップスを着ているようなオシャレな人いますが、実はそれにはカラクリがあります。
例えば、赤、青、白、黒の4色を使った派手なトップスだとしても、そのうちの1色をボトムスとかぶらせることで統一感が産まれるのです。
よって、オシャレを目指すなら、あくまで色の数を意識しつつ、まとまりのある服装が重要となります。
服の色選びや素材について
ではここでより具体的な「服の素材」や「色」の選び方についてお話していきたいと思います。
実は、似合う柄や色は、「パーソナルカラー」によって、ある程度決まっているのです。
このパーソナルカラーというのは、自分の肌の色や目の色や顔立ちに調和した、「自分に似合う色」であり、骨格診断同様、簡単に診断することが出来ます。
「パーソナルカラー」を診断するための方法としては、妻からオススメされたのが「ユニクロ」のアプリを取る事でした。
何故かというと、ユニクロのアプリで診断すると「骨格タイプ」や「パーソナルカラー」の診断も出来るからです。
(ちなみに妻はユニクロの社員ではありません。)
そうすれば、ご自身に似合う色も簡単に調べる事が出来ます。
スマホがあれば簡単にアプリが取れるので、この機会にぜひ取得しておきましょう!
さらに、似合う服の素材(綿やウールなど)と、柄(ドットやストライプ)などの情報も手に入れる事が出来ます。
それをもとに服を選ぶと、失敗はより減り、オシャレへの道へとより進むことが出来るでしょう。
オシャレの参考になるサイト・書籍
僕の説明だと視覚的に分かりずらいと思いますので、下記のサイトをオススメします。
↑を見ると、服の色の組み合わせのお手本になると思います。
また、服装についての「基礎基本」を学べる「おしゃれの教科書」ともいうべき書籍もあります。↓
センスではなく、確実な知識として身に着ける分には、非常に参考になるでしょう。
先ほど少し触れた「ドレス・カジュアル」や、「〇〇ライン」といった用語についても詳しく書かれています。
というわけで、以上で僕が今回伝えたかった「骨格」と「パーソナルカラー」の2つの知識のお話は以上となります。
後は、ちょっとしたポイントをご紹介しながら、締めくくらせていただきます。
清潔感について
実は、服うんぬんの前に重要なのが、「清潔感」です。
女子はよく「清潔感のある人が良い」と言います。(僕も言われたことがあります。)
オタク=汚いようなイメージもあるため、それは非常に失礼な話ではありませんか。
ですので、そんなイメージを払しょくするためにも、清潔感に気を付ける必要は大いにあります。
では、具体的に清潔感とはなにかといえば、別に顔立ちが良いとかだけではありません。
単純に、服がヨレヨレでないということです。
例えば、服にシワがあったり、穴が開いていたり、古かったり、染みが残っているような服は、清潔感が無いと言えます。
また、服のみに限らず、寝ぐせやヒゲや鼻毛、フケなどが目立ってしまっては、いくら服がオシャレでも台無しです。
ですので、そういった身だしなみを整える事も重要だったりします。
チェック柄の服はありかなしか?
またオタクの代名詞ともいえる「チェック柄」についても触れておかないといけません。
オタクを自覚しているなら、チェック柄をあえて着る事はあまりオススメは出来ません。
オタク=チェック柄という世間一般における先入観は否めないからです。
もちろん、どうしてもチェック柄がいいという人を否定するわけではありませんので、あしからず。
テンプレ服装でも良いじゃない!
また、これからおしゃれを始めようとする際に注意する必要があります。
それは、「テンプレ服装」になってしまうという事です。
オシャレ初心者がやりがちな「白シャツ」「カーディガン」「黒のスキニー」という服装は鉄板であるため、他人と被るという可能性が高いのです。
もちろん、脱オタクファッションを目指すなら、テンプレから始めるのがオススメだと思います。
しかし、ずっとそのままでは「また同じ服を着ている」という印象となり、かえってマイナスイメージになりがちなのです。
ただ、テンプレではあっても、基礎基本を徹底的に抑え、勉強を続ければ、レベルアップすることは可能だと僕は思っています。
まずは、おしゃれに対し興味を持つだけでも周囲からの評価が上がるため、ぜひ恥ずかしがらずテンプレから初めてみましょう!
(実際、クソダサだった僕が妻と付き合えたのも「おしゃれを教えてください!!」という立場だったからです。)
オシャレには終わりがない!!
さて、今回ご紹介するのは、とりあえずここまでにしておきたいと思います。
「オシャレを目指す」というよりも、そもそも「ダサイ」という自覚からスタートする場合があるので「ダサイ自分をやめたい」みたいな気持ちが一番大事なのかもしれません。
また、服だけでなく、「靴」や「カバン(小物)」の話とかもすると、まだまだ長くなるので、みなさんも嫌になるかと思うので、また別の機会に…。
では、最後になりますが、妻がオススメするオシャレになるための簡単な方法を書いて終わりたいと思います。
それは、「実際に試着する事!」と言われました。
服屋さんにいって、気になった服を試着してみたり、よくあるようにマネキンを参考にするという方法を紹介されました。
あるいは、wearというサイトを見て、知識をもとに目を養ったりすることも大事なんだそうです。
一方、定番ともいえる「雑誌」を読むのはあまりオススメされませんでした。
なぜなら服の価格が高かったり、スタイルの良い外国人がモデルだったりするので、あんまり当てにならないからだそうです。
ちなみに、妻自身もおしゃれマスターというわけではなく、日々勉強中との事です。
それに服装はトレンドにも左右されるため、オシャレには終わりがないと言っていました。
残念ながら、僕はそこまでするつもりはないのですが、とりあえず「基礎基本を押さえた服選び」は今後も徹底していきたいと思っています。
というわけで、今回のお話はここまでとなります。
皆様のご参考になれば幸いです。