今回のテーマは、Twitterでありがちな「攻撃的なツイート」への対処方法です。
悪口とかを書き込まれて、嫌な思いをされた方もいると思うので、参考になればと思います。
それではいつも通り、個人的主観で語っていきます。
Twitterの分類図を作ってみた
まず、Twitterの利用層について、思いつきでこんな図を書いてみました。
4つのタイプに分類できたので、この図を深堀していきます。

①他人軸-自己中心的
①は「かまってちゃん」タイプ。
「他人からの評価」がすべてであるため、依存心が強いです。
その一方で、自己愛や自尊心も強かったりします。
自分が何かをするのではなく、他人から「してもらって当たり前」という感じです。
それゆえ「気を引いて同情を求める」とか「相手を困らせる」という内容の発言になりがち。
ただし「直接的な暴言」はあまりないので、ここでは触れません。
②自分軸-自己中心的
②が、攻撃のメイン層だと考えられます。
自分が主体ではあるものの、考え方の基準も自分が中心です。
なぜ攻撃的になるかと言えば、自分が気に入らないという理由だけで「敵」と見なされるからです。
自己中心性が高いという事は、他人を認めようとはしないのです。
そして、ターゲットにされた人は、断定的に否定されたり、暴言等の被害を受ける事に。
たまにレスバなどでも勝ちにこだわる人もいますが、それも同類かと。
自己愛>協調性なので、他人よりも自分の快楽を優先されていると考えられます。
あるいは「自分の正義」という大義名分から「何を言ってもいい」という思考であるかもしれません。
また、協調性はなくても②同士で群れる事があります。
それは、複数の②によるターゲットが一致した場合に限り、徒党を組んだり、馴れ合う事も。
しかし、それは利害の一致という「損得だけの関係」であるため、協調性と呼べるものではありません。
ちなみに、攻撃性が高い=社会的スキルが低いというデータもありました。
参照:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsehs/52/4/52_234/_article/-char/ja/
たまに、小学生じみた発言をするオトナもいますが、無暗に年だけ重ねても、社会性が身につくわけではないんですよね…。
③他人軸-協調性
③は信者・取り巻きタイプ。
「長いものには巻かれろ」の人です。
それだけなら別にいいですが、②を増長させる要因にもなります。
②の暴言に対してもいいね・RT要員と化し、ますます手が付けられなくなっていくという悪循環が生まれる事にも。
特に、自分に自信がない人は「強い言葉」を使う人に憧れたり、感化されやすいです。
自分の意見にも自信が持てないため、自分の頭で物事を考えられない結果、言いなりと化すのです。
よくある破壊的カルト宗教と同じパターンとも言えますね。
別に、本人がそれで良ければいいですし、非難する気はまったくありませんけれども。
ちなみにギュスターヴ・ル・ボンの著書「群集心理」で描かれているのは、こういう層かもしれません。
④自分軸-協調性
④はいわゆる「ちゃんとした大人」。
SNSの特性を理解をしつつ、自分から情報を発信できる人です。
目的をもって情報交換なり、趣味の交流など、人との繋がりをエンジョイされているのではないでしょうか。
実業家、有名人等もこの層かと。
また、様々な発言に対し「そういう考え方もあるよね」と流せるのが④。
一方「その発言はおかしいでしょ!!」と、すぐ粗探しをしたり、揚げ足取りをして攻撃を吹っかけてくるのが②という感じです。
自分と相手を区分できるかが大事
以上がTwitterの勝手な分類でした。
個人の確証バイアスに基づいたものですが、そこは本質的な部分じゃありません。
重要なのは、とにかく「相手と自分を区分する事」です。
攻撃的な人の書き込みに、いちいち反応したり、真に受けていたら身が持ちません。
悪口に同調する人もいますが、ただの「太鼓持ち」でしかないのです。
そんな人達の言う事に踊らされないようにするには「自分と相手の立ち位置」が違う事を理解しておく必要があるのです。
そして「ああ、この人とは住む世界が違うんだ」と思えば、心の安定が保たれるというわけです。
そのためにも文字通り「区分」をした方がいいというのが今回の趣旨です。
あえて図を描いたのは、視覚化した方が理解しやすいと思った次第です。
もちろん、この図が正しいとはいえないので、「自分なりの区分の方法」を持っておくと安心できると思います。
その一方で、僕自身が攻撃性を孕む可能性もあるという事も気を付ける必要があります。
僕も結構ブログでアレコレいっているので、自身を戒めるためでもあるのです。
攻撃的な人への対処法
では、ネットで攻撃な人に絡まれた場合の対処法についても触れておきます。
基本的に「無視」するのが一番安定します。
なぜかと言えば、同じ土俵に立っても負けるからです。
特に、協調性の高い人は相手との議論や、和解を目指そうとするでしょう。
一方、攻撃的なタイプにとっては、最初から議論なんて眼中になく、とにかく人格攻撃が目的だったりします。
目的が全く異なるため、和解や議論が成り立つ分けがないのです。
そういう人ともし議論しようとすれば、以下のような対応や詭弁で返されます。
例えば、
論点のすり替え、粗探し、マウント取り、ストローマン手法、トーン・ポリシング、印象操作、No true Scotsman(真のスコットランド人論法)、お前だって論法、自己正当化、シーライオニング、同情論証、人身攻撃…などなど。
論理が通じないと、こちらも詭弁で対応せざるを得なくなり「同じ穴の狢」と化す恐れがあるのです。
さらに、相手の暴言がひどい場合は、なおさら傷つくことになるでしょう。
つまり、こちらが丸腰なのに、銃器を平然とぶっ放す相手に戦いを挑むようなものです。
無益どころか、より大きな被害を被る未来が見えますね。
論理破綻を指摘するリスクについて
また、相手の論理破綻を指摘しても、これもまた無意味です。
開き直る事はあっても、反省されることはないでしょうから。
そればかりか火に油を注ぐリスクもあります。
そもそも人格攻撃が目的なのですから、あらゆる手を使って「嫌がらせ」をしてくる可能性があるのです。
例えば、粘着とか、侮辱とか、モラハラとか、荒らし行為とか、過去の事を蒸し返してきたりとか…。
とにかく「勝てばよかろうなのだ」で来るので、詭弁よりもたちが悪くなる可能性があります。
論理や知恵で勝てないなら、暴力や実力行使に頼るというのは、いつの時代も恐ろしい話です。
なので、論理破綻を指摘した場合は「別の嫌がらせ」を受けるリスクを負うのです。
そのリスクを負うのもバカバカしいので、「無視」が最も安定するというわけです。
悪口で傷ついた方へ
ネットにあふれる人格攻撃によって傷ついた方もいるでしょう。
自分は被害に遭わなくても、それを見て不快になった方もいらっしゃるかと思います。
そういう方には同情しかありませんが、残念ながら「良い人」ばかりではないのです。
それでも、協調性の高い人も大勢いるはずです。
人間関係を築いた方が良いのは攻撃的な人ではなく、同じく協調性の高い人ではないでしょうか。
人生で使える時間は限られていますので、より大事な事を考えたり、大切な人と過ごす時間を増やした方が建設的だと僕は思うのです。
そうすれば、おのずと嫌な事も小さくなっていくと思います。
ただし、もし自分も「攻撃」に加担すると、逆に協調性のある人から区別される可能性があるので、その点には注意したいところです。
Twitterは車の運転と同じ?
ちなみに、ネット上で攻撃的な人は「煽り運転をする人」に類似点があると思われます。
例えば、車に乗ったとき「ハンドルを握ると性格が変わる」人は結構いるらしいです。
(僕も経験はあります。)
普段は大人のように振舞っている人が、運転する時に、攻撃的になる事があるのです。
その理由は、万能感を得ているためだったり、匿名性であることが考えらています。
参照:https://dime.jp/genre/900396/
さらに、こんな興味深い見解もあります↓
車内はプライベートな空間──などと感じている人は、「前頭葉に疲れが出た時に、感情や注意力を制御する機能が低下しやすい」という。https://bestcarweb.jp/news/247598
普段は理性が抑えているけれど、「プライベート空間」ではその本性が出るという感じですかね。
当たり前ですが、車もネットも全然プライベートじゃないのですが、リテラシーの問題なのでしょうかね。
一昔前は「ネットと現実を混同するな」と言われたりもしましたが、本質的には「同じ」なのかもしれません。
つまり、リアルの人間関係同様、ネットでも「関わってはいけない人」には注意が必要になるという事です。
もちろん、自分も加害者にも被害者にもなるリスクも念頭に置いた方がいいかもしれませんけれど。
Twitterの攻撃性について 最後に
それでは最後にもう少し。
僕は学生時代はネットが友達だったので、リアルで生き辛かった人の逃げ込み先という認識でした。
相手の年齢や素性は分からなくても「色んな人がいるなぁ」という関わりが楽しかったのです。
しかし、あれから年を取った今では、ネットの人間関係の方が面倒くさいと感じています。
最近思うのが、匿名掲示板やSNSでは、精神年齢が反映されているという感覚なので、もう僕が関わるところじゃないのかなと思う次第です。
その分、趣味であるブログに集中していこうと思います。
もちろん、僕にも攻撃的な面があるので、他人事ではなく、自分も気をつけないといけないと思うばかりです。
というわけで、今回は以上です。
何らかのご参考になれば幸いです。