行動力がなかった僕が、克服する方法を実践してみた話

行動力

行動力のある人」って憧れますよね。

例えば、気軽に海外旅行に行ったり、常に新しい事にチャレンジし続けたりするバイタリティに溢れる人とか。

人生を楽しんでるみたいで、憧れちゃいますよね。

 

その一方で、僕はその真逆な生き方でした。

何をするにも「面倒くさい」「やりたくない」などと考えて、始める前から常に悪い方向に考えてばかりでした。

 

そんな風に考えていたら、楽しいものも楽しめないままですよね。

僕はそんな自分が嫌で、何とかしたいと常々考えていました。

 

そこで、僕は「どうすれば行動力がある人になれるのか?」を考え、実践してみました。

というわけで、今回はそんな記録をここに記しておきたいと思います。

 

行動力がない人の3つの特徴

まず、僕はそもそも「なぜ自分には行動力がないのか?」という問いを考え、3つの答えを導き出しました。

それを1つずつ明らかにしていきましょう。

 

行動力がない理由① そもそもやる必要がないから

行動力がない1つ目の理由。

それは、「そもそもやる必要がないから」です。

 

例えば、僕は以前、とある自己啓発書を読んだのですが、そこにはこんな文章が書いてありました。

それは「朝5時に起きて精力的に活動しよう」というものでした。

 

僕はそれに触発され、「朝5時起き」を実践しようとしました。

けれど、僕はやってみようと思ったけれど、結局二度寝して出来ませんでした。

 

では、いったいなぜ、僕は5時起きが出来なかったのでしょうか?

それは、そもそも僕は「5時に起きる必要がなかった」からです。

 

例えばもし、僕が一流企業に勤めてバリバリ働くような人間だったらば、早起きは有効だったのかもしれません。

あるいは、魚市場勤務のように、出勤時間が極端に早ければ、嫌でも早起きしなければならなかったでしょう。

 

けれど、僕は当時は9時出社の弱小企業に勤めていて、別に早起きしてもする事がなかったのです。

それならば、ギリギリまで家で寝ていた方が、自分にとって都合が良かったのです。

 

つまり、僕が早起きする必要なんて最初からなかったのです。

目的がないのに、わざわざ行動に移す必要はないですよね。

 

その結果、僕は早起きが出来なかった、という事が言えるのです。

 

行動力がない理由② やらない理由を見つけるから

2つ目は、「やらない理由を見つけるから」です。

 

例えば、僕は以前「魚釣り」にチャレンジしようと思い立ったことがありました。

そこで、安い釣り竿やバケツを買い、魚釣りに関する書籍も買いました。

 

ところが…。

 

それから5年たった今も、未だに魚釣りをしてません。

一体なぜなのででしょうか?

 

それは、いくつか理由があります。

・魚の針や仕掛けの付け方がよく分からない

・季節によってどんな魚が釣れるか分からない

・釣れたとしても魚のさばき方が分からない

 

・・・などなど、数えればきりがありません。

 

けれど、普通におかしな話ですよね。

「分からないなら調べればいいだけ」の話です。

 

けれど、僕は出来ない理由を並べ立てることによって、行動から逃げているのです。

なぜなら、本音を言えば「魚釣りに海まで行くのは遠いし面倒で、家や近所で遊んでいる方が楽」だからです。

 

それに行動に移すのはある程度の苦痛を伴うので、ついつい楽な方に流されてしまうのです。

そして、そうやっていつまでも「やらない理由」を見つけている限り、行動には移せないのは明白なのです。

 

行動力がない理由③ 危機感がないから

さて、最も重要な3つ目の理由です。

 

それは「危機感がないから」です。

人は危機感がないと、なかなか動くことができないのです。

 

その例として「学校での勉強」で考えてみましょう。

僕は学生時代、勉強をほとんどしてきませんでした。

 

将来の事を考えれば、一生懸命勉強して大学に行った方が、選べる職種が増えて有利です。

その一方で、勉強も進学もしなければ、就活で苦労するのは明らかです。

 

もちろん、学生の時の僕も、その事は何となく理解していました。

けれど、「ま、何とかなるでしょ」程度にしか思っていなかったのです。

 

つまり、僕には「勉強しないと将来困る」という危機感がほとんどなく、ダラダラと過ごしていたのです。

 

その結果、僕は就活でめちゃくちゃ苦労することになりました。

一応、就職は出来ましたが、低賃金長時間労働という、キツイ環境が待っていました。

 

そんな時、僕はこう思いました。

「周囲の人は、こうならないように勉強を頑張っていたんだな…」と。

 

そう思うと、怠けまくっていた自分が情けなくなったりしました。

もちろん、当時の僕がもし勉強を頑張ったとしても、結果はどうなっていたかは分かりません。

 

しかし、こうした最悪な将来になると前もって予想して、危機感を持っていれば、「今頑張ろう!」と前向きに行動していたに違いありません。

 

行動力がない原因まとめ

さて、ここで行動力がない3つの理由をまとめてみましょう。

 

①そもそもやる必要がないから

②やらない理由を見つけるから

③危機感がないから

 

さて、原因が明らかになれば、解決方法は簡単に導き出せます。

 

つまり、この逆を行けば「行動することが出来る」のではないか、という仮説が立てられるわけです。

 

それこそが、僕の見つけた「行動力を身に着ける方法」なのです!

次はそれをご紹介していきます!

 

行動力を身に着ける方法

怠け者の僕が「やる!」と決めた時からずっと継続していることがあります。

その1つが「料理」です。

「なんだ、そんな事か」と思われるかもしれませんが、とりあえず読んでみて下さい。

 

さて、僕は現在の妻と結婚するにあたり、「家事を折半する」という条件を提示されました。

お互い共働きという事もあって、それは僕も当たり前の事だと思いました。

 

けれど、僕は20数年間実家暮らしをしていて、料理をしたのは片手で数える程度でした。

 

なぜなら僕は、「家事は”親がやってくれるから”自分がやる必要がない」とか、「自分は”仕事をしているから“時間がない」と言って、逃げてきたのです。

 

なので、掃除ならまだしも、料理はおろか、洗濯なんてやったことは無に等しかったのです。

しかし、僕はそうやってずっと言い訳して、何も行動しない自分が嫌だったし、どうしても彼女と結婚がしたかったのです。

 

そこで、僕は結婚するにあたり「一通りの家事が出来るようになってやる!」と決意し、数年たった今でも継続中というわけです。

洗濯や掃除は毎日とはいきませんが、献立を考え、買い物に行き、料理をして、後片付けをする、という一連の流れはほとんど自分で行っています。

 

当初、僕にこんなことが出来るなんて夢にも思っていませんでしたが、それには先ほどの3つの条件が全てクリアされたからだと考えています。

 

では、それを確認してみましょう。

 

僕が行動に移せた理由

①家事をやる必要がない
⇒NO。
僕が家事をしなければ、妻の負担が大きくなってしまう。

 

②家事をやらない理由を見つける
⇒NO。
家事をやらない理由がない。むしろやる理由しかない。

 

③家事に対する危機感がない
⇒NO。
もし僕が家事をしなければ、妻と離婚されてしまうし、僕は妻と一緒にいたい。

 

つまり、以上により僕は「必然的に家事をせざるを得ない状況にある」というわけです。

だから、僕は嫌でも料理をしなければならず、これまで続けてこれたといえるのです。

 

人は行動する生き物

さて、僕の持論ではありますが「人間はやらなければならない事はやる」ように出来ていると思います。

 

例えば食事や排せつは、面倒でもする必要があります。

なぜなら、それをしないと生きていけないからです。

 

それは仕事も同様です。

仕事をしなければ、お金を得ることが出来ないので、僕らはどんなに嫌でも働く必要があるのです。

 

その一方で、生活にそれほど重要でない事は、「やらなくてもいい」という選択肢が生まれます。

実際、僕が今まで挫折したのは、「やらなくても生活に支障がない事」ばかりでした。

 

例えば、僕は釣り以外にも、ギター、作曲、プログラミング、英語など、様々なものに挑戦したことがあります。

けれど、1日でやめた物や、数か月でやめた物ばかりで、結局続けられるものはほとんどありませんでした。

それは、結局「しなくても生きていけるから」です。

 

しかし、もし釣りを生業にしてる漁師だったり、バンドを生業とするミュージシャンであれば、話は別でしょう。

でも、僕は釣りができなかったり、ギターが弾けなくても、生きていく上で全く問題がありません

つまり「やる必要がない事は、結局続かない」のです。

 

新しい事に挑戦するための秘訣は?

それでは、「これから新しい事に挑戦したい」と考えた時は、どうしたらいいのでしょうか?

先ほどの僕の持論では、「仕事や食事や排せつ以外の行動は無駄です」みたいな言い方に見えたかと思います。

 

けれど、実は、そうではありません。

それが先ほどの「危機感があるかどうか」という点が重要になってきます。

 

受験勉強のように、何事も「今頑張らないとヤバイ!!」という意識さえあれば、行動に移せるのです。

その一方で、僕のように「ヤバいかもしれないけど、まあ大丈夫でしょ」などと考えている人間が、受験勉強に一生懸命になるわけがないのです。

 

だからこそ、「行動力」は「危機感」をどれだけ強く持てるかが重要となるのです。

そして、どんなことに対しても「危機感を持つ方法」が存在します。

 

それは「僕たちには寿命がある」という事を意識する事です。

 

例えば、僕たちは当たり前のように生きていますが、明日には事故で死ぬかもしれません。

それなのに、何も挑戦せず、淡々と死ぬのを待つって非常につまらなくないですか?

 

なので、「何もしないまま生きるよりかは、やりたい事をやっておいた方が、後悔のない人生になるとは思いませんか?」と、僕は思うのです。

つまり「明日死ぬかもしれないなら、今すぐ行動しないともったいない」という危機感こそが、1つの原動力になるというわけです。

 

そう思ったら、一刻も早くやらないといけない事が多いのではないでしょうか?

 

行動力を持つ方法 まとめ

ただ、「やりたい事」がたくさんあったとしても、それが優先順位の中でどの位置にあるのかも考えなければなりません。

 

というのも、僕たちは常に目の前の仕事や家事など、生活の中心となる事を優先しないと生きていけないからです。

もちろん、優先順位の高い方からやっていく方が効率的だし、やるべき事をおろそかにしていては、あとで痛い目を見ます

 

そういった忙しい日常の中で、やりたいことや、新しい事にチャレンジをするのは、難しい事かもしれません。

 

それでも、「やってみたい事」に順位をつけ、一つずつ潰していかないと何もしないまま時は過ぎていくでしょう。

そんな中で僕が今までで超頑張ったといえるのは、先ほどの料理もそうですが、それ以外にも実はあります。

 

それは、「婚活」と「ブログ」です。

今の時代は、恋人は自力で探すのが、もはや当たり前となっています。

 

お見合いや職場のように、都合の良い出会いがなかった僕にとっては、何が何でも恋人を探す必要がありました。

というのも、「もし20代のうちに婚活をしなければ、30代、40代になった時に非常に苦戦するだろう…」という危機感があったからです。

 

また、ブログに関しても、「Youtuberとかブロガーが稼いでいる時代なのに、一生会社勤めって大丈夫なの?」という危機感を覚えたのがきっかけで始めました。

なので、実はこうしたブログもいくつか開設してきました。

 

その結果、いくつか収入源も増え、他にも投資やビットコインやでもいくらか儲けたりもしました。

元々そんなことやるつもりもなかったけれど、「やる必要があり」「やらない理由がなく」「危機感を持つ」という3つが成り立ったからこそ、今の兼業主夫という自分があるんだと思います。

 

ただ、「危機感を持つ」といっても、ただ漫然と生きているばかりでは分からないと思います。

それよりも「危機に気付こうとする」という姿勢が、行動の根源なのではないかと思います。

 

食糧や資源がなければヤバイし、お金がなければヤバイのは明白です。

その為に人は争ったり、命を守る事や生活を優先して生きているのではないでしょうか?

 

環境問題とか社会問題まで考えれば、危機感にはキリがありませんが、僕一人の力ではどうしようもないので、それについては出来る範囲ってしているという感じです(ゴミの分別とか)。

というわけで、この文章を読まれた方で、「行動力がない」とお悩みの方も、ぜひ「自分自身の危機感」に気付かれてみてはいかがでしょうか?

 

というわけで、以上で、今回のお話はおしまいです。

皆様の生活のご参考になれば幸いです。