今回取り上げるのは、Twitter等のプロフィールで「月収○○万円達成!」という文言を載せる人です。
そういう人があまりにも多すぎて、「Twitter界隈は金持ちばっかりだなぁ」と感心しています。
もちろん、本当に稼いでいるかどうかなんて分かりません。
ただ1つだけ言えるのは、彼らが書き込む内容は何の参考にもならないという事ですかね。
そもそも、常にSNSで月収年収アピールしなきゃいけない人生って、どんな人生だよって思います。
もし、そんな人が身近に存在したら、普通に「ヤベー奴」認定待ったなしでしょう。
だって、会うたびに「年収が~」なんて話す人はどう見ても病んでるとしか言えないからです。
しかも、同じような構文がネズミのように湧いているのも疑問です。
botなのか、今流行りのChatGPTで書いているんですかね。
もし手作業だとしても、オリジナリティもなく、テンプレ文章で稼げるほど、甘い世界でしたっけ?
僕はそんな風に蔓延する月収自慢に嫌気がさし、この場を借りて愚痴を書きたいと思います。
100万稼ぐ事は可能です。しかし…
副業で100万円稼ぐ、というのは確かにすごい事です。
しかし、僕の属するアフィリエイト界隈においては、100万円は割とよく聞く数字です。
僕自身も月に80万円近く稼いだこともありますからね。
いやいや本当なんですよ。
同時期に始めた友人や、プロの知り合いも、100万円以上稼いでいた人をこの目で見てきました。
しかし、こんな事は自慢にもなりません。
なぜなら、ガチのプロから見れば「月収」よりも「年収」の方が重要になるからです。
もっといえば、ここ10年以内の平均的な年収のデータを提示されない限りは、信用できないのです。
なぜなら、アフィリの収益は「単発的なもの」でしかないから。
例えば月収100万稼いでも、その次の月に稼げるかは分からないのです。
僕自身、80万を稼いだ後は、フリーフォールのように急降下しました。
数か月後に最低で1,2万程度に落ち込み、ほぼゼロになった事もあります。
しかし、それが当たり前です。
この業界は一時的には稼いだとしても、「コンスタントに稼ぎ続ける事」は至難の業というのが常識なのです。
その理由をお教えします。
(一応補足すると、僕の稼いだ80万円なんていうのも、プロから見ればクソザコナメクジレベルなんですがね。)
アフィリエイトで稼ぐのが難しい理由
なぜ単発的に稼ぐことは出来ても、続けることは難しいのでしょうか。
例えば、1成約で3000円という中堅の案件があったとしましょう。
月収100万達成するには、月300件以上の成約が必要になります。
けれど、毎月「300件」安定して成約を取るなんて、普通に考えて無理ゲーとは思いませんか?
300件ですよ、300件。
仮に単価1万で100件だったとしても、高単価になればなるほど成約は高難度になります。
専業やプロならともかく、副業レベルで出来るわけがありません。
検索エンジンで上位表示させるにも、情報収集や作り込みに相当な時間がかかります。
その間、ライバルも台頭してくれば、普通に競り負けることもあるのです。
そうなれば、売り上げが減る事はあっても、増えることはほぼないのです。
では、どうやったら「月300件」を達成できるのか?
それは、商品が「流行りだし始めた時」くらいなのです。
まだ世間にあまり浸透しておらず、それでいて「売れそうな商品」が存在したとします。
それを強力なライバルが目を付けていないうちにサイトを作れば、うまい汁を吸うことが出来ます。
しかし、自分だけが都合よく好案件にありつけるかは運でしかないのです。
(実際、僕が稼いだのもは運とタイミングのおかげです。)
けれど、その期間は非常に短く、ライバルもすぐに表れ出します。
また、時間が経てばブームも過ぎ去り、顧客も減るのです。
そうなれば、300件達成しても、次の月、その次の月と、どんどん目減りする一方…。
そして、一撃必殺の「広告停止」もあります。
それは前触れなくやってきて、あっというまにゼロ円になるという、アフィリエイターが最も恐れる事です。
また、売りたい欲が勝ち、インチキめいた文言でルールを破る人がいれば、飛び火して出稿停止。
もちろん、世間に商品が浸透すればお払い箱なわけです。
ですので、アフィリエイトでの稼ぎは「単発的なもの」でしかないと言えるのです。
本当に自慢にもなりませんね…。
過去の栄光にしがみつく人々
もちろん、この話はアフィリエイトに限った話ではありません。
インスタにしろYoutubeにしろ、広告で稼いでいる以上、オワコンのリスクは常に潜んでいると言っていいでしょう。
1つの媒体だけで勝負していれば、それがなくなった時どうなるか…?
残念ながら、こういう業界に再就職は存在しないのです。
もちろん、稼げるときは稼げます。
けれど、それが現在も継続していなければ、ただの虚しい「過去の栄光」でしかないのです。
では、そんな過去の栄光にしがみついて残ったものは何か?
それこそが「月収自慢」というわけです。
(そして「古くて交換価値のないノウハウ」もオマケで付いてきます。)
もちろん、現在進行形で稼いでいる人もいるでしょう。
しかし、本当に稼いでいるならば、わざわざ「月収○○万」アピールする必要があるのでしょうか?
稼いでいるなら自慢なんて無意味であり、黙って本業を頑張ってればいいじゃん、という話ですからね。
ところが、自慢するアフィリエイターやブロガーなどは、なぜか「稼ぐ方法を教えたがる」という意味不明な性質を持ってます。
そういう人は、過去の栄光を持ち出し「古くなったノウハウ」を高く売りつける事があるのです。
そういう人が何と呼ばれているかと言えば、皆さんご存じですよね。
そうです。
みんな大好き情報商材屋さんというわけです。
古くなった情報でも使えるけれど…
もちろん、古くなった情報でも、使えない事はないです。
実際、ブログの立ち上げ方とか、キーワードやリサーチの重要性は、今でも使える情報です。
一昔前ならば、確かに有料レベルだったことはあります。
しかし、それが蔓延した現在では、その辺に無料で公開されています。
けれど、月収自慢をする層は、しょうもない事でも「有料級の情報」などと言って吹聴されています。
それで本当にお金を取ったり、信者化させたりと、やりたい放題だったり。
また、試しにプロフィールのLINEをフォローしていみると、Twitterとは異なる人間と繋がったりなんて事も…。
そういうことが分かっていれば、相手にする必要はないと思います。
しかし、人によっては「有料か無料か」とか、「古いか新しいか」の区別がつかない人もいるでしょう。
「相手が信用できるかできないか」ということも。
ですので、判断を間違えるとあっという間に狙い撃ちされ、美味しいカモ鍋にされることでしょう。
本当に使える情報が、そう簡単に手に入ると思ったら大間違いという事です。
SNSに希望を持たない方が良い
というわけで、「月収自慢」している人に釣られて、「自分も稼げる!」と思うのは危険といえるでしょう。
また、稼ぐ方法をSNSで検索することは、非推奨です。
もし「本当に稼いでいる人」がいたとしても、そういう人が初心者相手に時間を割くわけがありません。
大抵は「プロ同士」でコミュニティを作り、秘密裏に有益な情報交換が交わされている事でしょう。
ですので、もしプロが初心者相手に商売を始めるならば、十中八九「情弱ビジネス」でしかないのです。
それなのに、SNSに金や希望や夢をもってしまうと、大事な何かを失う可能性が上がります。
もちろん、搾取されると分かっていても、ヒント的なものは得られるかもしれません。
ただ、それが得られるかは先ほども言った通り「運次第」です。
僕は多少運が良かったのでしょうが、ハズレの方が多かったです。
何を隠そう、僕自身が情弱で、カモ側の人間でしたからね。
自慢する理由を考えた方が良い
最後になりますが、「自慢する人」って本当に信用できますかね。
もちろん、相手を信用させるためには「結果を出す事」や「実績を提示する」ことは大事です。
ただ、相手を選定する立場ならば、それが自慢なのか否かは考えた方が良いと思います。
すなわち「相手は何のためにアピールしてくるのか?」を考えることです。
特に、Twitterなんかではアイコンが本物なのかも分かりませんし、プロフィールだって捏造かもしれません。
そういう人の自慢は、なおさら信用に値するでしょうかね。
仮に他人の月収が本当に高額だっとしても、「だから何?」って話です。
それに、その人相応の仕事をしているだけであり、立派な事じゃあありませんか。(知らんけど。)
というわけで、今回の愚痴はこの辺で終わりたいと思います。
ちなみに、僕のブロガー遍歴は下記に記してあります。
甘い話なんてねえのでぃす。