某2チャンネル創設者の名言「あなたの感想ですよね」。
このセリフは、2015年のテレビ番組が初出と言われています。(後述。)
さらに、令和になった近年でも、小中高生の間で使われているらしいです。
実際、2022年では小学生の流行語1位にもなっていました。
2023年の高校生トレンドランキングでも、8位にランクインしたようです。
もし日常的に「あなたの感想ですよね?」を多用する人が増えると、困る場合もあるでしょう。
というわけで、簡単な反論を述べさせていただきます。
反論方法 「感想ではなく意見です」
まず、この言葉を使う人は「感想」と「意見」をはき違えている可能性があります。
なので、
「感想ではなく、事実や経験や情報を元に、自分の見解を述べているだけです。」
で簡単に反論できます。
ポイントは3つ。
①「感想」ではないと否定する事。
②「何らかの根拠」がある事。
③「自分の解釈である事」を伝える事。
以上の3点が含まれていれば、問題はありません。
ちなみに、意見と感想の違いは下記。
「感想」の場合は、思ったこと・感じたことです。
ある感じを心にもつという意味になります。
思ったこと・感じたことを、人に認めさせようという意味は含まれていません。
「意見」の場合は、主張・考えです。
自分の考えたことを他人に認めさせようという意味が含まれています。
https://meaning-difference.com/?p=12907
返し方「あなたはどう思いますか?」
反論ではなく、「返し方」もあげておきます。
まず「そうです。」と肯定。
次に「ではその感想について、あなたはどう思いましたか?」と質問をします。
相手も自分の感想を述べるしかないので、最後は「それも感想ですよね?」でカウンター。
(つまり、「お互い様」の形に持っていく。)
以上です。
元ネタ 「あなたの感想ですよね」は誰に言った?
最後に蛇足。
そもそも「あなたの感想ですよね?」の使い方は、本家と大きく異なる場合があります。
本家は別に、感想を否定しているわけではありません。
実際に本家が使われた場面を見てみましょう。
古谷氏が「明らかに」という枕詞で、感情的に正当性を訴えようとしています。
それに対して本家は「“明らか”じゃないよね。」という意味で「あなたの感想ですよね?」と返されているのが分かります。
つまり、自分の意見をごり押ししてくるのはいかがなものか、という場面で使われているのです。
なので、本家のマネをした場合、感想そのものを非難する事は誤用と言えるでしょう。
それにしても、堀江氏と仲良くツーショットされているのが、時代を感じますね…。
というわけで、今回はここまでです。
ちなみに「論破」についても書いてありますので、ご参考までに。