アフィリエイトで調べてみると、いつまでたったも「初心者」向けの情報ばかり出てきます。
正直もうウンザリであり「それ以上の情報」と言うのは未だに出回る事はありません。
そんなに大量に出回っているような「初心者レベル」の内容ばかり学んでいても、稼げるわけがないのです。
大抵の人はすぐにそれに気づくからこそ、やめていく人が後を絶たないのでしょう。
それなのに「初心者でも稼げる」というデタラメを蔓延する情報商材屋に、僕は心底ウンザリしているのです。
そこで今回は自分のメモとして、脱初心者のための情報を書き出したいと思います。
(一応、僕は主に某ASP様から月収10~50万程度頂いている小規模アフィリエイターですので、その程度の人間が書く内容という事をご了承ください。)
Contents
アフィリエイトの勉強ばかりしても稼げない
さて、初心者向けに書かれた記事と言うのは、本当に大したことがありません。
仕組みとか、サイト作りとかそんなの学んでても、それだけで終わりです。
大抵は「セルフバック」の方法を教えては「初心者でも稼げる」とか言っちゃうわけです。
そうやって集客して、自サイト経由でドメインを取らせたり、サーバーに登録させれば、アフィリエイターは儲かる仕組みですからね。
また、オススメ本とか教材とかも紹介されている事でしょう。
それも結局、ほとんどがアフィリエイトリンクでしかないのです。
最悪の場合、ちょっと高めのセミナーとかコミュニティとかに勧誘される…なんてことも。
こうして初心者は稼ぐのではなく、「稼がせる役目」を負うというわけです。
つまり、彼らが使う「初心者向け」と言う言葉は飾りであり、本質的には「カモ向け」なのです。
ですので、初心者を一刻も早くやめないと、稼げないばかりか、搾取されてしまうということです。
(アタマノイイ人は、その仕組みを逆手にとって、自分も儲ける側に回るわけですが。)
記事数の話もどうでもいい
また、10記事書けばいいとか、それでもダメなら100記事とか、馬鹿らしくなる文言も後を絶ちません。
そもそも論ですが、一般の人がそれだけの情報を書き出せるでしょうか?
もちろん、記事は多い方に越したことはありません。
しかし、知識ゼロの人が、いきなり「100記事」なんてムリゲーなのは明らかなんですよ。
書けたとしても、その辺の人が書いた日記的な記事を、誰が読みたいと思いますかって話です。
そうではなく「それだけ書ける情報がある事」が前提になっているわけです。
商品知識が何よりも重要という事
じゃあ、何を書けばいいのかといえば「商品」に対する情報です。それに尽きます。
簡単なのは、ある商品を「自分が利用してみてどうだったか」という事を伝える事です。
アフィリエイトは、それを文章や画像で伝える事が手段であり、それがアフィリエイターの役目です。
それをネットで検索した人が「なるほど、自分も使ってみよう」という流れになる事が売り上げにつながるのです。
よって、何が何でも「web上に商品を紹介する事」という目的が大前提なのです。
この目的がないのに、いきなり「記事数が命」とか「デザインにこだわる」などというのは本末転倒です。
商品から記事内容を逆算する
ですので、まずはアフィリエイトを始めるならば「商品」というゴールを定める事が先決となります。
記事内容と言うのは、そこから逆算して考える流れになります。
記事の大まかな流れとしては
①興味のある文言で誘い
②その人が欲しがっているであろう情報を書き
③最後に商品のリンクをクリックさせる
という記事内容になるのがベストです。
しかし、実際に書く場合は③⇒②⇒①と、逆から考える必要があるのです。
もちろん、難しいのは「③商品選び」と「②情報の書き出し」です。
「①興味を引く導入」は後からいくらでも修正できます。
それなのに、初心者向け情報は「興味を引く文章」を頑張りましょう、などと吹聴しがちなのです。
商品の選び方について
商品の選び方は簡単なようですが、相当難しいです。
アフィリを始めるならば、まずは商品選びに時間を費やした方がいいです。
「商品」といっても多岐に渡りますし、「気づいたら売れない商品を頑張って売ろうとしていた」なんてことにもなりかねません。
例え売れたとしても定価の1%利益とかだったら、やってられませんからね。
例えば、楽天○フィリエイト・Amazon○ソシエイトのような極端に収益率の低い商品を選んでも仕方がありません。
だからこそ、労力に見合った売り上げが期待できる商品の選び方が大切なのです。
例えば、A8.netみたいなASPをみて、「どんな商品があるのか」という研究から始めた方がいいといえます。
他にも「どんなASPがあるのか」とか自分で調べ「使ってみたい商品」を探し出す事もオススメです。
それが出来る人でないと、(アフィリエイトを始めるのは)難しいです。
売るのはジャンルではなく商品
また、重要になるのは「商品を絞る事」です。
よく「ジャンル選び」なんて言葉もありますが、いつまでも「ジャンル」という曖昧なままではダメです。
「○○を売る」という具体的な商品名が必要になります。
なぜなら「自分が○○を使ったという事実」「レビューや感想」「使い方」などの情報が価値そのものだからです。
すると自然に「1商品につき1記事」を作ることになります。
今後も記事数を増やすならば、同ジャンルの商品や、それに付随する商品を1記事ずつ紹介した方が良いと言えるでしょう。
商品比較はあまり意味がない?
たまに1記事内に複数の商品を紹介する、というサイトもありますが、個人的には悪手だと思います。
もし商品を比較してしまうと、ユーザーは「結局どれがいいのだろうか」と悩むことになり、売り上げにはなりにくいと僕は考えています。
ですので、似通ったサービスがあったとしても「自分が使ったサービスは○○だ」という一本の筋を通した方が良いと思います。
早い話、相手が「○○の使い方」を調べているならば、「○○の使い方が分かる記事」を作ればいいという事です。
余計なことを言って惑わす必要はないと思います。
もし比較するのなら、メインの商品だけを褒める文章を書き、他の商品のデメリット強調するという方法もあります。
そして「色々あるけれど、オススメはやっぱり○○!」という書き方が妥当と言えるでしょう。
記事の書き方について
自分の興味のある商品が決まったら、あとは情報収集するのみです。
実際に利用してみた感想や、使い勝手等をメモし、それを記事にすればいいです。
写真を適宜撮ることも忘れずに、ネットにひたすらアップし、「自分で体験した事」を伝えればOKといえます。
ただし、記事を作成する前には、絶対に外せないコツもあります。
重要なポイントになるので、5点ほど紹介いたします。
記事作成のポイント5つ
①ライバルサイトを見る事
ポイント1つ目。
商品を調べてみて、ライバルサイトの構造を見る事です。
もちろん、上位表示しているサイトに限ります。
なぜなら、上位表示されているライバルサイト=お手本であり、正解だからです。
特に「この人のサイト面白い」と思えるならば、「なぜ面白いのか」とか「作り方」を考察をするのも大切です。
早い話、それと同等かそれ以上の記事が書ければ、それで十分なのです。
(ただし、順位変動は当然あり、正解もその都度変わるので、アプデ必須ですが。)
もちろん、そのライバルと戦えるかどうかの判断も重要です。
「お手本以上」の記事が出来ないなら、その商品はやめた方が良いといえます。
商品はいくらでもあるため、切り捨てることも重要になります。
②ニッチなキーワードを狙う
ポイント2つ目。
強力なライバルと戦うならば、よりニッチなキーワードで攻める事です。
その為には、共起語、サジェストを調べて抜き出してみる方法があります。
ニッチワードで検索し、ライバルサイトを再調査した上で勝てそうなら書いてみてもいいです。
ただ、ニッチだと検索ボリュームやアクセス数は当然減りますが、その分「濃い情報」をユーザーに与えることになります。
情報が濃ければ、最後まで読まれる記事(滞在時間が長いと検索評価UP)であり、商品に直結しやすいです。
ですので、たった1アクセスだとしても、「たった1人の為」に刺さる文章を書く事が重要になります。
③ブログのテーマに一貫性を持たせる
ポイント3つ目。
ブログのテーマに一貫性を持たせることです。
これは「○○を紹介するための書いたブログです」と言えるようにすることです。
そうでないと、ブログのテーマがぶれてしまい、ユーザー離脱率が上がります。
逆に、関連する記事を用意した方が、1ユーザーあたりの巡回率もあがります。
巡回率が高いという事は、それだけ商品の購入につながりやすいという事です。
④リソースの管理
ポイント4つ目。
アフィリエイトにおいて、いかに知識、資金、時間を費やせるかも重要です。
副業レベルでは、本業アフィリエイターには到底勝てません。
なぜなら、リソースが異なるからです。
特に、更新頻度が高いライバルサイトは「外注」を使っている可能性が高いです。
コチラも時間がなければ外注を使う資金が必要になります。
また、自分自身も商品にまつわる知識を増やす時間も必要です。
あと、テクニックとしては、あえて外注しにくい商品を狙うという戦略も使えます。
「相手の土俵」ではなくいかに「自分の土俵で戦えるか」という事をひたすら考え抜くことが、勝利への近道と言えるでしょう。
⑤アフィリエイトの技術向上方法
ポイント5つ目。
自分が日頃から考えている事を書き出す事も練習になります。
頭を使い、それを言語化する事が目的です。
また、それを改めて読んでみて、読みやすさとか分かり辛さがないかをチェックしていきます。
ただ、雑記系ブログだと面倒な作業ですが、「商品」に絞った場合はそこまで細かくチェックしても大丈夫だったりします。
僕自身、作文は滅茶苦茶苦手ですが、なぜかアフィブログの売り上げは良好です。
欲しい情報が提供できていれば、文章が多少下手でもいいかもしれません。
それよりも「頭の整理」や「分析」とかするためにも、日ごろから「書く習慣」はつけておいた方が良いと言えます。
・・・というわけで、以上がアフィリエイトに必要なコツとなります。
素人がSEO(笑)とか言っても無駄
また、よく言われる「SEO」についても触れておきます。
が、正直「自称SEOプロ」と名乗る人が本当にプロなのかも怪しい世界です。
結局はgoogleの掲げる10の事実という無料情報を持ち出されてオシマイです。(経験談)
あと、コメントや被リンクがあった方が有利とも言われています。
が、コメントやナチュラルリンクがつくのは運でしかありません。
ブログをちょっとでもやって見れば分かりますが、被リンクは自分から働き掛けでもしない限り獲得は難しいです。
自称プロの人が言うには、コメントやリンクを貰う際も「質の高いサイトを作りましょう」(笑)の一辺倒になります。
結局は「質」という非常に曖昧な言葉で逃げられるのがオチなのです。
ですのでSEOは「自称プロ」が一生懸命考える分野であり、素人があれこれ考えても仕方がありません。
素人の僕が言えるのは、コメントや被リンクがなくても、商品とそれにまつわる記事さえ確立すれば売り上げにはなるという事。
そして、権威性のあるサイトには、どうあがいても負けるという事です。
アドセンスは最終手段であり、おまけ程度。
さて、このブログは何の商品を紹介しているかと言えば、そんなものはございません。
なぜなら「趣味」だからです。
これはあくまで「趣味のブログ」であり、「アフィリエイト」が大きな目的ではありません。
というのも、アフィリエイトばかりしていると非常に疲れるので、ここでは好きな事を書いて発散しているのです。(元々は収益化も狙ってましたが、諦めたというのが本音です。)
一応、メインとしては「アドセンス広告」を張っていますが、利益なんてほとんどないのです。
かつてアクセスが日/1万程度あった時もありますが、大きく稼ぐことはできませんでした。
(日/1000円程度で、月3万円にしかならならなかった。)
商品に縛られない代わりに、自分の好きなように情報を発信できるのが雑記ブログのメリットです。
本当はそれで稼げるのがベストなのですが、甘い事ばかりは言っていられないのです。
ただ、もしかしたら商品を紹介する記事も入れるかもしれませんが、その時はその時で。
アフィリエイト初心者から脱却するためには
さて、このブログを始めて分かったのは「やはり稼ぐならば、何らかの商品に特化したアフィリエイト」しかない、という事です。
よって、初心者はいつまでも「初心者向けに書かれたアフィリエイトの勉強だけ」をしていても意味がありません。
そんな事に時間を使うならば「商品知識」、「サジェスト検索」、「キーワードの選定」、「上位ライバルサイトの研究」に時間を費やした方が遥かに有益です。
それを踏まえた後で、記事の構成や執筆にとりかかれると言ってもいいでしょう。
もし、情報商材にお金を費やすくらいなら、「自分の紹介したい商品」を買ってみた方がいいです。
先ほど紹介したA8.netみたいなASPで取り扱う商品をじっくり見るのも大切でしょう。
そこから逆算し、興味のある商品を探し、商品知識を身に着けて…というプロセスを辿った方が効率がいいです。
ところが、何故か初心者向けと紹介する人ほど、この反対から説明しています。
商品知識ゼロで、書くことがないのに「最初に記事を書く事」からスタートするのは、まったくもって意味不明です。
・・・というわけで以上が「脱初心者向け」として書いたアフィリエイトのやり方です。
もちろん「情報商材屋」を目指すならば、この限りではありませんがね…。
というわけで、今回のお話はおしまいとなります。
何かしらのご参考になれば幸いです。
ちなみに、僕は今年でアフィリ歴5年になりますが、去年書いた現状はこんな感じです。
この時は月収10~30万でしたが、先月ようやく50万に増えました。
また、ブロガーと名乗っていますが、アフィリエイターと名乗ってもどっちでもいいです。